『 鯉 に コ イ し て 』

9班 栗山 義雄

2016年3月31日(木)

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大物との格闘=半月にしなる釣り竿
2016年3月17日撮影

 30数年前引っ越してきた今の家がたまたま淀川に近かった事から、釣りにのめり込む事になりました。中でも鯉釣りは淡水大魚釣りの横綱と言われ、その引き・ファイトは強烈で、大物が掛ると「ピー、ピー」と糸鳴りがします。そんなことから、私は鯉に恋することとなってしまいました。
 しかし、鯉は非常に賢く用心深い魚で、昔から「鯉釣りは一日一寸」と言われ、10日通ってやっと1尺(30cm)の鯉が釣れれば良い方だと言うわけです。思うように釣れないからこそ、益々闘志が掻き立てられるわけです。
 鯉は温水性の魚で、春の「のっこみ(産卵のため、浅瀬にやって来る)」から、晩秋まで長い期間楽しむことが出来ます。逆に水温が下がる冬場は殆ど動かずエサも食べないので一般的にはオフシーズンとなります。でもコイキチにとっては釣れない時期だからこそ何とか釣ってやろうとチャレンジするわけです。中でも真冬の夜釣りとなると、深々と冷え込み物音一つしない暗闇の水面でパナソニック製電気ウキをじっと見つめて、アタリを待つのは、他人から見れば難行苦行のように映るのでしょうが、釣りキチにとっては心躍るひと時です。
 関西には「ワンハンドレッド(1 hundred)クラブ」という会があって、100cmを超える鯉を釣った人はその会員になれるのですが、私の今までの最大記録は98cmで、あと2cm不足の為、未だに会員になれません。下手なゴルフではいつも100(スコア-)を超えてしまうのに、年間120~130日大物を狙って釣行しても、コイ釣りで100(cm)を超えるのは、本当に至難の業です。
 なお、鯉釣りにおける最大の外道は「草魚=ソウギョ」です。もともと食用として養殖するために中国から輸入されたもので、1m50cmを超える大物もいるとのこと。私が釣った最大サイズは、1m33cmです。重量は20~25kg、引きも物凄いことから、取り込みに1時間近くかかることもざらです。この外道は侮れません。
 これからも、「ワンハンドレッドクラブ」会員資格の獲得を目指して頑張っていきたいと思っています。

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秋の大ゴイ  91cm
2014年5月14日撮影
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草魚  1m14cm
2010年6月1日撮影

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