『 ドイツ鉄道の旅 』

4班 石川 直美

2017年7月27日

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ノイシュヴァンシュタイン城を背景に 画像
ライン川を見下ろす

 6~7月に3週間余りドイツ各地を鉄道・バスを使い旅行した。フランクフルト空港からICE(高速列車)でケルン中央駅に到着。ライン川沿いの各地を列車・地下鉄・路面電車を利用し数日間観光し、南下して観光バスで "ロマンティック街道" を走り、オーストリア国境近くのフュッセンに到着。ノイシュヴァンシュタイン城を始め著名な城や教会ほかを訪れたり、バイエルン地方の素晴らしい風景を満喫した。その後、ミュンヘン、フランクフルト、ベルリン、デュッセルドルフと回り無事帰国した。

 ドイツは国土面積が日本の約95%、人口は約66%(8千万人)で、大都市でもゆったりとした街並みが多く開放感が味わえた。また、EUをリードしている政治・経済大国というイメージを持っていたが、車窓から見る風景は北海道を旅しているような感じで、平坦な緑地・畑や小高い丘が遠くまで伸びていて、その先に低い山々がある。湿度が50%程度なので、気温が30度近くに上がっても爽快であった。

 数々の思い出があるが、その中で興味深かったドイツの鉄道について紹介する。少し驚いたのは、駅に改札口がなく自由にホームや駅構内の飲食店ほか各種商業施設に出入りできることだ。
 列車内の検札で乗車券の確認をする仕組みだが、特急列車以外では検札がほとんどなかった。私は長距離の都市間移動に "ジャーマンレイルパス" (利用開始日から1ヶ月間内なら7日の使用日を自由に選べるタイプ)を利用し毎回車内で検札を受けたが、それ以外の列車・地下鉄・路面電車では10数回乗車した内1回だけ検札があったのみ。乗車券がなくても乗車可能だが、車内での検札で不正が見つかれば罰金込みの高額な代金を徴収されるそうだ。
 また、車両ごとに1等車・2等車の区分はあるが指定席車・自由席車はない。すべての車両で予約が入ったところから予約席となり残りが自由席となるので、列車に乗り込むと直ぐに各座席近くの表示板を見て予約の有無や区間を確認する。予約区間外なら予約者が来るまでその席に座って居られる。
 さらに驚いたのは、自転車を折りたたまずにそのまま持ち込める車両のある列車がかなりあり、車両の外に自転車マークが付いていた。
 最後になるが、私の好物であるハム・ソーセージの種類が多く塩味が効いてビールに良く合うので、毎日各地の色々なビールを昼・夜と飲み続ける旅になってしまった。

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ケルン中央駅のホーム風景
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ケルン大聖堂の内部
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ブランデンブルク門(ベルリン)

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