枚方市穂谷3丁目在住 岡本春彦さん 2012年4月4日 取材 |
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岡本さん宅の前に広がる里山 | 取材に応える岡本さん | 穂谷の里山がバックの岡本さん宅 |
3. 里山保全活動 穂谷地区の里山は、朝日新聞社と財団法人「森林文化協会」が全国の4474件の応募の中から人の営みが育んだすこやかで美しい里「にほんの里100選」の1つとして選ばれ、また、環境省事業の「モニタリングサイト1000」の調査地の1つとしても選ばれている。 岡本さんはこの穂谷区の里山保全活動に、松下電器現役時代には勤務先の東京、横浜から週末に帰阪して穂谷区の役員の任務に従事し、松下電器定年退職後は穂谷区理事、穂谷区副区長、穂谷農業振興協議会副会長、穂谷土地改良区副理事長兼会計担当理事と公職に順次就任される等して、真正面から取り組んで来られ 穂谷区民からの人望も厚い。
岡本さんの取り組む間口の広い里山保全活動は、穂谷地区の年間最大イベントである「枚方の里山・収穫の秋穂谷」に集大成されていると言える。 その中味の一部は、地元で栽培されるコスモスやひまわりの摘み取り・黒豆の収穫・さつま芋掘り・やきいも・大朝市・竹細工コーナー・どじょうのつかみ採り・炊き込みご飯・子牛の放牧・牛乳等々20数項目を出展されている。 そのための準備から運営まで地元住民が総出で主催し、地元農家と市民がふれあい・収穫を体験し・喜びを共有する地元主催のイベントであり、昨年の来場者数は18,000名(スタッフ285名)で地元主催のふれあいイベントとしては府下最大級と言われている。 これらの情報は枚方市のホームページ→校区コミニュティ協議会→氷室校区→穂谷区のページに掲載されている。 URL:http://comm.city.hirakata.osaka.jp/comm/pages/gp/hotaniku/ その他、早朝掃除・野道里道づくり・各種の農耕作業やいくつかの部会活動、関係先とのコミュニケーション・会計管理などなどと多忙な岡本さんのスケジュールは年間カレンダーに、びっしりと埋められている。 一方、岡本さん個人としても、多くの農地を経営されている。山間部のため水確保にも困難を極める中で生産されるお米は、魚沼産コシヒカリと同等以上の品質を保っておられる。 |
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「枚方の里山・収穫の秋穂谷」 のさつま芋販売 |
穂谷大朝市を訪れた竹内枚方市長 | 「枚方の里山・収穫の秋穂谷」 の会場内はひとひと人で一杯 |
穂谷のコスモス畑で コスモス摘みに興じる |
穂谷コスモス読売新聞の 案内記事 |
穂谷のひまわり畑 |
4. 将来の夢 その岡本さんの夢は、穂谷の自然がいつまでも維持され続ける事。その姿勢がご子息に引き継がれようとしている。社会勉強のため離れていたご長男とその家族が岡本さんの屋敷の一角に、和風の母屋と対照的な北欧から輸入したログハウスを建て、岡本さんと共に行動し前向きに学んでいる姿があった。 取材:鬼頭、梅原、吉川、大熊、倉橋、 HP作成:鬼頭 |
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