(第4回)

"枚方生き物調査会「メダカと魚」部会"

枚方市山之上1丁目在住 大西正實さん
2003年4月6日 取材

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淀川溜まりで採取
大橋下流に仕掛け
水辺公園で採取
大活躍の子ども達
採取した魚をチェック
ヤゴの飼育池で
大西正實さん
村野ビオトープ池
水温む淀川にメダカの生息調査
 淀川の水もようやく暖まり始めたとはいえ、まだ北風が少し冷たい4月6日(日)、枚方大橋下流の水溜まり、水辺公園、天野川河口で岸辺の草むらに眠るメダカを調べているグループがありました。 数組の家族連れを含めて15名ほどのこのグループは、枚方生き物調査会「メダカと魚」部会の皆さんです。
枚方市駅2階に集合
淀川資料館へ
家族連れで採取
人工池で
田邊さんが投網を
天野川河口
メダカを採取
ブルーギルが混じっていた

 枚方市駅に集合した会員は、大西部会長から調査票を渡されプレゼンテーション、直ちに予備調査で淀川資料館に向かう。淀川資料館には淀川の治水と利用の歴史と共に、淀川に生息する生物についての資料も展示されている。
 本日の第1の調査ポイントは枚方大橋下流の水たまり。水温が低く定点に仕掛けた捕獲器には収穫はなかった。もう少し水温が上がらないと、活動を始めないとのことだった。
 水たまりの周辺に茂った草木の陰でメダカや、スジエビ、ヌマエビなどが見つかる。川岸周辺には、うち捨てられた大量のゴミがあり環境保護に対する関心のなさに心が痛んだ。
 昼食を挟んで、水辺公園へ、ここでは、メダカ、ヨシノボリ、エビ、ギンブナ、ドジョウに混じってブルーギルが見つかる。外来魚のブルーギルは、放流せずに処分される。続いてトンボの養殖をしている、公園の「魚を放さないで」の碑がある人工池へ、ここでもメダカやザリガニなどが見つかる。子ども達は、網を片手に大活躍だった。
 最後のポイントは、天野川河口、先日からの雨で水量がいつになく多い、大きなコイの群が早瀬をさかのぼっていった。ここでは指導されている大阪府自然環境保全協会の田邊 穣さん(松愛会交野支部)が投網で採集をされる。暖かな日射しを浴びながら、ゆったりと流れる枚方の母なる川、淀川の流れを眺めて心ががほのぼのとする一日を過ごされる家族に触れた思いだった。

枚方生き物調査会「メダカと魚部会」とは
 この部会の部会長は、枚方南支部会員の大西正實さん(山之上1在住)で、昨年10月14日にサプリ村野NPOセンター内にボランティアの手で完成した「村野ビオトープ池」のほとりで、活動の概要について取材させていただきました。 
 平成12〜13年度にかけて、市民による“ふるさと生き物調査”(枚方市主催)が実施されました。調査は終了しましたが参加者より継続調査の声も多く、自主運営による活動を続けることになり、平成14年度より枚方生き物調査会としてスタートしました。「メダカと魚」部会の他に野鳥、植物、昆虫の4部会で構成されています。

「メダカと魚」部会の目的
 枚方市全域での河川・溜め池や水路等での調査・記録を行い、自然環境の変化を知ると共に市民として地域社会に提言を行うなど環境保全活動をする事を目的としています。

部会からの提言
1、私たちは子孫に豊かで美しい“ふるさと枚方”をしっかり引き継ごう。
2、私たち自身で、枚方の水辺での生き物とその環境を守り、子ども達に水辺の生き物との触れ合いの出来る場所を残そう。
3、私たちの手で「メダカと魚」部会での調査を継続してゆこう。

昨年の活動
・水辺調査、4〜10月まで11回にわたって、淀川のワンド、天野川、穂谷川、船橋川、ため池、出口・牧野・長尾・尊延寺周辺の水路などの生息調査
・ペットボトルを加工して魚を捕る仕掛け(セルビン)作り教室
・村野ビオトープ池へのメダカの放流
・天野川再生「天野川クリーン作戦」への参加
・「私の水辺」(大阪府主催)発表会への参加
・枚方市内小学校の総合学習のお手伝い
・楠葉北小学校ふれあいフリースクェアーへのお手伝い

昨年の調査結果より
@色々な河川・水路・溜め池などで、日本に移入された外来魚(ブラックバス、ブルーギル、カダヤシ)などが繁殖し、日本古来の魚種が生息場所を奪われ急激に姿を消している。
Aメダカによく似たカダヤシが枚方で繁殖しつつあります。日本古来のメダカと間違えて放流したのが原因と思われます。これ以上に繁殖させないためにメダカとカダヤシの違いを知るように啓蒙活動をしてゆきたい。
B枚方の河川では、大型のコイが異常に繁殖しています。このコイの周辺では生き物や植物を食べつくしてしまい、水生昆虫など他の淡水魚が住めなくなっています。放流しないようにすることが大切です。

平成15年度の活動と計画
・1/25(土)生き物調査会総会
・飼育についての情報交流会3回(2/9、2/23、3/16)
・3/30(日)ペットボトル加工教室(セルビン−魚取りの仕掛け作り)
・生息調査、4〜10月 13回(4/6、4/27、5/11、5/25、6/8、6/22、7/6、7/27、8/9、8/23、9/7、9/21、10/5)
・10/19生息調査まとめ
・天野川再生「天野川の大掃除」に参加
・11/19(日)年間調査活動報告まとめ、次年度方針作成
・12/7反省会 

メダカの飼育や枚方の環境保護に興味のある方は、ぜひお孫さんと一緒にご参加下さい。
申込は大西正實さん、Eメール omsa@gaea.ocn.ne.jp まで

詳細は会員の弘田さんが作られている、素敵なホームページメダカの楽校をご覧下さい。

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報告書 魚類生息調査



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