(第2回)

"カヌーを楽しく"

枚方市北中振1丁目在住 五百井(いおい)洪 様
2002年3月21日 取材

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淀川河川敷にて五百井さんカヌーを楽しく
 川面にきらめく光を浴びながら、刻々と移り変わる川の表情と自然のパノラマの変化に酔いしれる。上流から下流へのツーリングの楽しみは、いつの季節でも最高だ。 川面という低いアングルからの自然の観察や、水辺の冷ややかな体感、岩に乗り上げそうになり、転覆(チン)しそうなスリルを味わう。

 テントや炊事道具を積み込んでの川下りツアー、キャンプでの仲間との出合いも素晴らしいものだ。水ぬるむ季節に初心者講習を行い、ある程度の瀬をのりきる技術を学んで、「チン」への恐怖を払拭して貰う。秋の一泊ツアーにはもう初心者の方も参加されている。
◇遠征した主なプレイサイト
 四万十川(高知)、長良川(岐阜)、吉野川(奈良五条)、那珂川(徳島)、高梁川(岡山)、白樺湖(長野)、浜名湖(静岡)、西表島(沖縄)、名護ハリー祭への参加(沖縄)、南島町(三重)、阿南(徳島)、余島(香川)、パラオ、モーレア島(タヒチ)、サイパン

カヌーとの出合い
四万十川にて五百井さん 平成6年に卒業してすぐの頃、通っていた旧KTVスポーツセンターでカヌー体験教室の呼びかけがあり、大学時代のボート部の血が騒ぎ参加したのがカヌーとの出合いだった。早速、自前の組み立て式のフォルト・カヤックを購入してカヌーを楽しむことになった。
  なみはや国体(H9)が開催され、枚方がカヌー競技の会場になったことから、ボランティアの公式審判員になり、枚方体育協会に発足したカヌー協会の理事を仰せつかることになった。

枚方カヌー協会では
小学校カヌー教室 市民レクレーションとしてのカヌーの普及を進めており、初心者教室、小学校のカヌー教室、ツアーの企画・運営、所有艇の貸し出し、天神祭りなどの行事への派遣などを行っている。

2002年度の行事予定

・初心者講習会
第1回 5/12(日)淀川ツアー(八幡御幸橋〜枚方大橋)
第2回 6/22(土)淀川ツアー(八幡御幸橋〜枚方大橋)
 第3回 8/3(土)宇治川ツアー(観月橋〜枚方)、試乗会 8/25(日)枚方祭(枚方大橋下流)
・レベルアップ講習会  10/14(月)大河原カヌーハウス(木津川 笠置上流)
・秋期一泊ツアー  9/15・16(日・月)江の川カヌー公園(広島県作木町)
・小学校カヌー教室 市内2〜3小学校(8月)
 入会・会費
 入会は枚方市カヌー協会 (枚方市氷室台 1-3-2)森岡方 Tel/Fax 072-859-9148
 又は枚方体育協会 (枚方市渚西 3-26-10)市立渚市民体育館内 Tel/Fax 072-898-8181まで
 入会金:1000円、年会費:2000円、 会員の艇レンタル料 一人艇:4000円/日、
 行事
:一般の25%引き
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完漕証
年に3回行われている初心者講習会のコースを完漕すると協会からこのような完漕証が渡される
ファルト・カヤックセット
ツーリングに適したファルト・カヤックは一人乗りのもので16kgほどでセットにして携帯できる
カヤックのポール
長さ4mもあるファルト・カヤックのポールはアルミ製でつなぎ合わせて組み立てる
組み上げた骨組み
組み上げた骨組み、この上に防水シートのカバーをかぶせて両サイドにエアーを入れる。組上げまで約20分位で出来る
完成したファルト・カヤック
ファルト・カヤックは1904年にドイツで考案されたものだが、組み立て式のため急速に普及し、特にツーリングには最適
準備完了のファルト・カヤック
船体の前後にバランス良く荷物を積み込み、ツーリング準備の完了したファルト・カヤック
カヌーのウェアー
カヌーのウェアーは夏はTシャツ、半ズボンでも良いが必ずライフジャケットは着用する。綿は乾きにくいので合成繊維の下着が良く、寒い時期はウエットスーツやパドルジャケットが濡れ難く動きやすい
瀬を実地調査する
ツーリングコースは地図やコース案内で確認するが、特に瀬は降りて実地調査する方が安全だ
速い瀬を下る
日本の川は急流も多く流れの変化が激しい。また隠れ岩があるので事前の調査が必要だ
西土佐村カヌー館

四万十川の中流、西土佐村カヌー館は近くにキャンプ場もあり格好の休憩場所だ

世界のカヌーが展示
館内には世界の様々なカヌーが展示されている
四万十川に住む魚

四万十川に棲む魚類なども飼育され展示している

ゆったりとした流れに身を任せて
中流になって水量も多くなり流れも緩やかなところが多くなる
清流四万十

清流四万十川はダムもなく川の水がよく澄んで、川底まで見える

四万十を行く
湾曲した川の内周は流れが緩やかで、周囲の景色を十分に堪能できる
口屋内沈下橋近く

口屋内沈下橋の近く、のどかな山間をゆったりと行く

みお印
下流近くには漁業の仕掛けが多く、舟が通るところには長い棹の先に印を付けた、澪印がありこの間を通らなければならない
四万十の落ち鮎

四万十の落ち鮎が投網漁で獲られていた

青のり
日本の青のりの80%はこの四万十川下流付近で採れる
青砂島

河口の青砂島の向こうは、もう太平洋だ

河口消波ブロック
河口の消波ブロックを越えると太平洋に出る
太平洋

ついに太平洋の大海原に出る

シニアキャンプ
1996年5月の朝日新聞厚生文化事業団シニアキャンプで四万十川を訪れた仲間達
シニアキャンプでツーリング

シニアキャンプで四万十川を訪れた仲間達とツーリングを楽しむ



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