京阪電車・男山ケーブルの車両デザインが一新された


発車を待つ 01号機「あかね」号

 6月19日、梅雨入りが遅れているとは言え、良く晴れた日、八幡市の石清水八幡宮の男山山上と、麓を結ぶ男山ケーブルの車両が、リニューアルされ営業運転を再開する事を知り、朝早くから出かけました。

 朱色と金色をモチーフにした2両の車両は、何となく神聖さを漂わせる素敵な車両に生まれ変わっていました。デザインコンセプトは、片方が上ると、片方が下がるケーブルカーの関係を「陽(ひ)の遣(つか)い」と「月の遣い」に見立て、赤銅色(太陽)、と黄銅色(月光)のメタリック色で表現されており、それぞれ「あかね号」「こがね号」と命名されています。 また、内装も両車両のカラーを左右の座席に配して一新されていました。

 10月から通称を「石清水八幡宮参道ケーブル」に変更される予定で、神社との一体感をさらに強めていきたいとのことでした。

【男山ケーブルのあゆみ】
 男山ケーブルは、石清水八幡宮参拝の足として、大正15年(1926年)に男山索道株式会社によって敷設されました。戦時中の資材提供の為、昭和19年(1944年)に一度廃止されましたが、昭和30年(1955年)に京阪電気鉄道株式会社が復活させ営業しています。
 この度、平成13年(2001年)7月の車両・巻上装置の大規模リニューアル工事以来18年ぶりに、巻上装置のリニューアル工事を行うとともに、車両のデザインを一新されました。
【あゆみの説明文は、6月19日当日のパンフレットより引用しました。】

【 写真はクリックで拡大できます。】


あかね号「01号車」

こがね号「02号車」

車両の外観と統一された内装

安全性重視の車掌台

車両のシンボルマークの説明

トンネル内ですれちがう車両

車窓からの展望

1955年・復活開業時

 その他の情報もここからご覧いただけます。  

HP作成:坂本  

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