「でぐち団子」は、蓮如上人の腰掛石の形が原型だった、


「でぐち団子」

 今回は、枚方音頭の13番に、【 出口団子は 一目でほれる なんとやわ肌 白い肌 】と歌われている「でぐち団子」を紹介します。

 枚方の民話「蓮如さんと童女」の中の光善寺(京阪本線の駅名にもなっています)から、南へ約100メートルの所に「蓮如上人の腰掛石」があります。30センチほどの鏡餅状の石ですが、かつて蓮如上人がこの石に腰をかけて、集まった出口地区の民衆に対して、説法をしていたと伝えられております。

 蓮如上人は、この地区の人たちに団子の作り方を教え、各家庭では教えに基づいて団子を作っていました。この時の団子が腰掛石の形に似ていたことから、当初は「石もち」とも呼ばれていましたが、それが「でぐち団子」として、現在でも光善寺の駅から徒歩2~3分の「和菓子屋・遠州屋」さんのみで、製造販売されております。米粉の餅に、あんをくるんだ素朴な味で人気があり、購入するために行った日も、数人のお客さんが来店されていました。とても柔らかく、おいしい団子でした。  
【 写真はクリックで拡大できます。】


蓮如上人の腰掛石

和菓子屋・遠州屋さん

店内の額縁

枚方音頭の歌詞カード

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 2018/03/25 HP作成:坂本 

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