今年度の社会見学会は朝から生憎の雨模様の秋の一日に、会員とその配偶者を含めた総勢74名の方の参加を得て『パナソニックエコテクノロジーセンター』（以後ＰＥＴＥＣとして紹介）の見学と『神戸ワイナリー』での昼食会が実施されました。
　朝7時45分にラポール枚方の北側の集合場所に集合した時には雨もやみ、これからの見学会に明るい兆しの見えるスタートとなりました。7時55分には、バス二台に分乗して目的地に向けて出発しました。第二京阪交野南インターチェンジから高速に乗り途中で中国道の赤松パーキングエリアで20分の休憩後、滝野社インターで高速道を降り一般道175号線を南下して、ＰＥＴＥＣ（株）に10時に到着しました。

●ＰＥＴＥＣ（株）の見学
　工場到着時には、お天気も回復し青空も見え始め、晴れて良かったとのお声が皆さんより聞え、記念撮影も工場前で撮影でき、ほぼ予定通りの進行で幹事の方は安心されたと感じました。
　見学に当って、工場内の写真撮影は禁止ですとのご説明で、カメラでの撮影は玄関口とガイダンスルームのみの撮影となりましたので、工場内の写真はありません。
　会社施設概要
①　所在地：兵庫県加東市佐保50番地
②　資本金：4億円
③　事業開始：2001年4月1日
④　敷地面積：38,570平米（約11,600坪）
⑤　使用済家電処理台数：約70万台／年間
　家電リサイクル法が施行さると同時に事業が開始された工場で「循環型モノづくり」を基本理念として「循環型社会」を実現するために、下記3項目に取り組み資源を最大限有効活用し、天然資源の使用料を減らすことを目的とし、エアコン、洗濯機や衣類乾燥機、冷蔵庫、薄型テレビの分解と解体、分別と粉砕などを実践する工場です。
1.商品や工場で使用する資源の削減
2.使用済み製品から資源を効率よく回収
3.再生資源の活用
「商品から商品へ」を基本コンセプトとし、樹脂及び金属を効率よく回収する「リサイクル」の先進拠点として、アプライアンス社加東樹脂循環工場とプロダクションエンジニアリング（株）東条工場と連携し資源の品位をあげる活動を実践して行く工場であるとのことです。基本コンセプトのもと、予めリサイクルのことを考えた商品開発が重要なため部品点数や素材の種類の削減、再生しやすい材料の使用、環境に配慮した材料の使用、分解しやすい設計など、ＰＥＴＥＣがリサイクルの現場でつかんだ「ノウハウ、工夫すべきポイント」を商品開発へフィードバックしているとのことでした。

●神戸ワイナリー（農業公園）での昼食懇親会
　神戸ワイナリーには12時30分に到着しました。昼食懇親会を行うバーベキューパーティー会場は、屋外屋根付きの建屋で、各テーブル6名席と4名席のグループに別れて席に着きました。バーベキューコンロを囲んで支部長の挨拶と例によって行事参加5回達成者の紹介があった後、支部長の乾杯の音頭でパーティーが始まりました。バスの中で健康クイズの紹介があり最初に食べるのは、お肉では無く野菜ものから食べるのが健康に一番良いと聞いていましたので、野菜から焼く人とそれでも肉から焼くと言う人、いや魚介類から先に焼くと言う人、各自思い思いに具材をコンロにのせ、焼けるのが待ち遠しく、ビールも入って各自饒舌になっていきました。しかし具材が焼け始めると風向きの下手に位置する人は、どんどん煙が流れ初め煙たい煙たいと席を立ったり、座ったりの大忙しのハプニングがおきました。そうこうしていると肉が先に焼け初め、矢張り肉が美味しいとなり煙たいのも忘れて、バーベキューを満喫している様でした。そこにワインが出されて、肉とワインに皆さん大いに盛り上がり、懇親会は続きましたが時間の関係で14時過ぎにお開きとなりました。その後、出発予定の15時までは自由散策となりました。
　神戸ワイナリー（農業公園）は、神戸市西区の自然豊かな小高い丘にある神戸ワインの故郷で、原料となる各種のブドウが栽培されているワイン専用ブドウ園、醸造施設、神戸ワインの全商品が購入できるワインショップがありました。その一つの醸造施設を見学する人、飲み過ぎで足元をふらつかせながら園内を散策される方、写真撮影を楽しまれる方など皆さん思い思いに行動されていました。昼食懇談時に充分ワインを楽しまれたのに、更にワインショップでは、ワインの試飲をしてワインを買い求める多くの会員を見受けました。「酒は百薬の長」と言いますが飲み過ぎには、くれぐれも注意したいものです。

●見学を終えて帰路に着く
　出発時間少し前に、決められたバス駐車場に着くと、何か賑やかにパトカーのランプらしきものが点滅して人が集まっていました。そこに行って見るとリアルなアクション・ロボットが仁王立ちしていました。よくよく見ると手動で動かせるもので、今春全国公開された「パトレイバー 首都決戦」の映画を、12月20日にＴＶ放映される宣伝をしていたのですが、余りにも巨大だったのでつい見とれて、ロボットを撮影していました。出発予定時間15時を10分程度遅れで、神戸ワイナリーを後に帰路に着きました。途中のバスの中で地区委員より今回の社会見学会アンケートの記入をお願いされ、中々手回しが良いのに感心しました。また秋のレクリエーションのご案内を説明されるなどし、西宮名塩サービスエリアで休憩後17時15分過ぎに無事枚方の出発地点に帰着しました。お天気も回復し、パナソニックの「循環型モノづくり」で社会貢献している実情を見学でき、そして美味しいワインも飲め満足の社会見学会でした。