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葬儀参列に思う

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 寒い寒いと言ってきましたが、立春が過ぎますと暖かい日々が多くなってきています。雪の予報がまだありますが、春一番が吹き梅も咲き始めすっかり春の日差しですが、いかがお過ごしでしょうか。

 2月の下旬は会員さんの葬儀が多く、時間の許す限りすべての会員さんの会葬に参列致しました。ご家族や友人は驚き悲しい別れとなりました。

 寿命とは、一般的に人間が生まれてから死ぬまでの時間のことですが、長さには個人差があります。人間の生理的寿命としては細胞分裂回数の限界で決まり、120歳前後ではないかとする説があります。生理的寿命を生きることは難しく、大半の人間は病気や事故で亡くなります。
 日本の寿命は、女性86.6歳(74.2歳)男性80.2歳(71.2歳)です(カッコ内は健康寿命2013年統計)。寿命と健康寿命の差が12~9歳で、この期間が医療や介護が必要な時期であり、日本の大きな問題となりつつあります。

 松愛会では、健康寿命を長く保ち健康で元気に生活できるよう「健康づくり活動」に取り組み、健康講話や体を動かす体験講座も実施しています。生活環境を見直して「健康づくり」を生活に取り入れ、健康寿命を伸ばし、生きいきとした生活をしたいものです。

 もう一つ、寿命は運命という考え方です。人間の意志をこえて、幸福や不幸を与える力のことです。神がすべてお決めになるとする考えがありますが、江口克彦著「ひとことの力: 松下幸之助の言葉」において「人間、90%は運命」と考えていた。残り10%の努力が運命を切り拓く。
・・・偶然と偶然の間で人は生き、だからこそ、必然を求めようと努力する。その努力こそが、人生を充実したものにするということになるだろう。人生の根底は、偶然が川の水のように流れているように思う・・・(抜粋)

 私も運命を感じます、想いや願いは遺志を超えて続くと考えます。「ああ良かった、自分のできることはやった」「皆さんありがとう」「後はよろしく」と寿命をつきたい、寿命は通過点で、あの世があるならあの世で再会したいものです。

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(山田池公園  撮影:江守 敏雄)


(東洋経済 書籍より)
 
2017年3月1日
江守 敏雄

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