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里山自然農園で考えさせられる!

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 定年を機に滋賀県で定年退職者などの素人ばかりのこだわりの菜園、化学肥料や農薬を極力使用しない「今津 自然農園」の会に参加する機会を得ました。世話役から手ほどきを受けて菜園を行っています。収穫祭や餅つき大会、勉強会や年末年始の会合など多彩な行事をして楽しんでいます。

 地域的には里山なので野獣(鹿/猿/鳥)と知恵比べをしながら菜園をしていますが、地球温暖化で鹿や猿が増加している事を実感しています。厳冬の時、野獣は冬が越せず死亡し個体数の調整が自然に出来ていましたが、暖冬で雪が少なく個体数の増加が顕著であると村人から聞きます。人間が山に遊戯施設などを作り動物の生息域を犯している為、野獣は自然に里山に降りて来ることになるのです。
 このように、お互いの生息域を犯す様な自然破壊的な開発は慎むべきで、自然の回復力を超えた経済活動は持続可能で無いことに気を留めるべきです。
 野獣対策をしながら、「小祝政明」先生のBLOF(有機栽培)理論の無農薬や有機栽培に徹した、野菜づくりを実践し害虫に強い菜園に挑戦しています。近年、有機肥料から化学肥料に代わり、窒素を多用した硝酸塩が問題になっている中、体のために窒素肥料を多用しない有機栽培が見直されています。菜園を通じて地球環境や農薬問題を身近に感じ、私が出来る環境問題を考えて行きたいと思います。


自然農園での収穫祭(中央が私です)

2016年5月5日
江守 敏雄


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