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植物の光合成に学ぶ

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 地球上で唯一の生産者は植物であり、その他のモノは捕食者、分解者であると言われています。
植物は光合成(光エネルギーで水と二酸化炭素から炭水化物を合成し、酸素を供給する)を行い、年間に地球上で固定される二酸化炭素は約1014kg、貯蔵されるエネルギーは1018kJ(キロジュール)と見積もられています。

世界的に人工光合成の研究開発が進められていまが、根岸英一パデュー大学教授(2010年ノーベル化学賞)は「世界に先駆けて日本が実用化すべきだ」と呼びかけ、国家プロジェクトとして、人工光合成を2021年度に実用レベルの変換効率を10%に引き上げる目標を立てています。

 パナソニックの最先端技術紹介によると、大学などで取り組まれている研究の多くは、有機錯体(有機物系の配位子に金属の原子が結合した構造を持つ化合物)を用いていますが、有機錯体は特定の波長の光にしか反応しないため、幅広い波長の光で構成される太陽光を十分に活用できないなどの欠点がありました。
パナソニックでは光電極に窒化物半導体を採用し光により励起された電子を二酸化炭素の還元に必要なエネルギー状態にまで一気に高めることに初めて成功したことにより、人工光合成で、地球温暖化とエネルギー問題を同時に解決できると見込んでいます。
詳細は、http://news.panasonic.com/jp/topics/2013/38285.html 及び動画配信の
http://www.youtube.com/watch?v=fioqaGmcC68 を参照下さい。

 科学技術の進歩により近未来において、環境問題が解決され循環型エネルギー社会の構築ができる事を願う次第です。


パナソニックの「人工光合成システム」メタン生成実験装置
(ヤフーフリー画像より)

2016年2月20日
江守 敏雄


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