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節分に豆を撒く言い伝え!

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 早いもので今年も1ヶ月が過ぎ、暦では2月4日は立春です。節分は「季節を分ける」ことを意味し、立春・立夏・立秋・立冬の前日のことです。年に4回ありますが、春は一年の始りで、春の節分が特に尊ばれるようになりました。

 節分の行事は、平安時代から宮中の年中行事で季節の変わり目には邪気(鬼)が生じると考えられており、それを追い払うための悪霊ばらい(厄や災難を祓い清める)行事としてはじまりました。室町時代以降は鬼を追い出す行事として発展し、民間に定着していきまた。

 節分では「福は内、鬼は外」と声を出して福豆(炒り大豆)を撒きます。これは「魔目」(豆)で鬼の目を打ちつぶして災厄を逃れたという故事伝説が始りです。しかしながら掛け声において、鬼を祭神としている神社や鬼の名前の付く姓名(鬼塚)や地域では「鬼は内(鬼も内)」の掛け声が多いと言います。
 投げた豆を拾い、歳の数(又はひとつ多く)だけ豆を食べると体が丈夫になり、風邪を引かないという言い伝えがあります。

 又、炒り豆を使用するのは、生の豆を使って拾い忘れたものから芽が出てしまうと縁起が悪いとされて、語呂合わせですが「炒る」が「射る」にも通じ「魔目」(豆)を「射る」ことで「魔滅」になると言われています。


「節分の豆を撒く」行事(ヤフーフリー画像より)

2016年2月5日
江守 敏雄


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