ひとり言ロゴ


*ここをクリックされますと前支部長の「支部長のひとり言」をご覧頂けます*

*ここをクリックされますと新支部長の「支部長のひとり言」をご覧頂けます*

新支部長のひとり言!!

「意外に多い冬場の食中毒」

画像

 年末年始は宴会の機会が多く体調も崩しがちです。スーパーエルニーニョの影響で暖冬の為、細菌やノロウイルスなどの病因の食中毒が気になります。

 厚生労働省のデーターベースで月別に発生件数と病因を調べてみました。

 夏場は湿気や室温で繁殖する細菌(O157/サルモネラ属菌)による食中毒が多く、冬場は低温や乾燥で生存するウイルス(大半がノロウイルス)が原因で多く発生します。病因は季節で入れ替わりますが圧倒的に細菌とウイルスの発生件数が多く。食中毒は夏場に多いと思いがちですが、実際には冬場の方が多い様です。

 では対策はどうすれば良いのでしょうか?
細菌やウイルスは食べ物に付着して体内に侵入し食中毒を発生させます。細菌は「つけない」「増やさない」「やっつける」の三つが原則です。ウイルスは調理場に「持ち込まない」「広げない」「つけない」「やっつける」の四つです。「つけない」は、洗うと分別。「増やさない」は、低温保存。「やっつける」は、加熱処理。「持ち込まない」は、調理者の健康状態の把握と管理。「広げない」は、こまめな手洗いと調理器具の衛生管理、が基本対策の様です。

対策の基本を守って食中毒に注意しましょう!!

画像
厚生労働省H26年度データを基に上記グラフを作成

2015年12月20日
江守 敏雄


  « Back