新支部長のひとり言!!
企業の不祥事問題に思う
東芝の不正会計処理は一本の内部通報がきっかけで発覚した事件です、独フォルクスワーゲン(VW)のディーゼルエンジンの排ガス規制逃れは、路上走行で排ガス検査を実施し、堀場製作所の小型測定器を用いた路上走行検査で発覚しました。
このような不祥事は過去に世界中で発生しており、経営陣が強い立場にある事で、目標必達のプレッシャーや上司の意向に逆らえない企業風土、経営者の意識の欠如など、意図的に内部統制が効かない状態で発生しています。
成長戦略で「コーポレートガバナンス(企業統治)」と「日本版スチュワードシップ・コード(責任ある機関投資家の諸原則)」の導入で企業の透明性を高め不正行為防止と収益力向上で企業価値向上が言われています。
パナソニックでは、このような言葉のない時代に「企業は社会の公器である」の考え方が創業者から提唱され「企業の社会的責任」を重視してきました。
いずれにせよ「ウソ」と「メッキ」は後から「ハガレ」ます。私たちは個人として自立し、社会の一員として素直にまた、正直に生きていきたいものです。
松下 幸之助 創業者(ヤフー フリー画像より)
2015年10月20日
江守 敏雄