新支部長のひとり言!!
「貸す親切 貸さない親切」を考える
日本の総債務残高は、2013年時点で約1,164兆7,630億円(対GDP比約243%)である事はご存知の通りです。最近話題になったギリシャの債務残高の約1.4倍(対GDP比)になります。日本も後手にならない抜本的な対策が急務です。
一方欧州でもギリシャの債務が問題になっています。そもそもヨーロッパの共通通貨ユーロにはEU加盟国の独立性を重んじながらも、経済的不均衡がある以上、金融政策が各国で取れないため矛盾が永久に続く筈だと言う見方が有ります。
ギリシャの返済の考え方に付いて欧州各地方で三通りの考え方が言われています。
①ドイツと北欧の人は「借りた金は返すべき」
②ギリシャおよび一部南欧の人は「返せないほどの金を貸す方が悪い」
③フランスや一部の南欧の人は「ドイツが容認する範囲でギリシャをEUにつなぎ止める策を考えるべき」などです。
国も個人も同じですが、債務の返済を考えますと、はじめに「貸す親切、貸さない親切」の厳しい選択が必要ではないでしょうか。
EU加盟国(ヤフーフリー画像より)
2015年8月20日
江守 敏雄