新支部長のひとり言!!
衣替え&模様替えはお済みですか?
寒い冬が過ぎ、ポカポカ陽気で春めいたと思っていましたら、新緑も過ぎ、早や梅雨の時期に入りました。
日本では四季に従い折々の行事があります。神社仏閣の各種行事もありますが、何と言っても6月の私たちに身近な行事は「衣替え」や「模様替え」です。
南北に長い日本では多くの地域で衣替えの時期は、6/1と10/1です。北海道では6/15と9/15ですが、南西諸島(九州南端~台湾東北)では5/1と11/1になっている様です。但し、気候に合わせて二週間くらいの移行期間があるようです。
衣替えの習慣は平安時代の宮中行事から始まりました。中国の風習に倣って冬服と夏服を着替えると定め、これを更衣(こうい)と呼びましたが、民間では更衣と言わず衣替えと言うようになりました。
衣替えと時期を同じく建具や敷物などを冬姿から夏姿に変える模様替え(建具替え)を行います。京都では6月に入ると祇園祭の準備を兼ねてボツボツと模様替えをするそうです。一般家庭では暖簾(のれん)、簾(すだれ)、座布団、箪笥(たんす)の中身の入替えなどが行われます。
”よし”で作った障子(ヤフーフリー画像より)
2015年6月20日
江守 敏雄