「桜の開花宣言はどんな基準で出されているのでしょう?」
お花見シーズンが近づくと多くの人が桜の開花を今か今かと待ち受ける様になりますが、開花宣言は誰がどの様にして出しているのでしょうか。
開花を判断する桜はどの木でも良いと言う訳ではなく全国各地の気象台や測定所で決められた標準木で判断されます。関西において、京都では京都地方気象台正門近くの桜が知られています。大阪の桜、開花標準木は大阪城天守閣に近い場所の一角です。
この標準木を観測員が毎日観察し、花が咲いていたら開花日となります。これが、いわゆる開花宣言としてニュースなどでも報道されます。
開花日の基準は標準木に5~6輪の花が咲いた状態だそうです。満開は8割以上のつぼみが開いた日とされています。基準はあくまでも標準木ですので、開花宣言が出ていないのに近所の桜はもう咲いていると言うことも、ままある様です。
桜満開の大阪城(ヤフーフリー画像より掲載)
2015年4月5日
山本 力男