支部長のひとり言
「十二支には何故 猫が入っていないのでしょう?」
子(ね)丑(うし)寅(とら)卯(う)辰(たつ)巳(み)午(うま)未(ひつじ)申(さる)酉(とり)戌(いぬ)亥(い)の十二の動物からなるものを十二支といい、方角や時刻、年、日などを表すのに用いられています。
しかし、その十二支の動物には、現代の代表的なペットである猫が入っていません。
十二支の子、丑、寅・・・の漢字は今から三千年以上前の中国股(いん)の時代に既にできており、 子~亥の十二の漢字からなる十二支もあって、実際に使われていたそうです。但し、その十二支には、まだ動物名はあてられていなかったそうです。
実は十二支の子、丑、寅・・の 漢字には元々、ネズミ・ウシ・トラと言った意味はなかったようです。
十二支に動物名をあてて呼ぶよう になったのは、紀元前480年頃と見られております。当時、中国には、まだ猫がいなかったようです。 中国に猫が入ってきたのは、それより後の今から二千二百年程前と言われています。その時には、十二支の動物は既に決まっていたと言う訳です。
十二支切手(ヤフーフリー画像より掲載) |
風水干支(ヤフーフリー画像より掲載) |
2015年1月5日
山本 力男