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支部長のひとり言

「お札には、なぜ肖像画が多いのでしょうか?」

 日本銀行の資料によりますと、福沢諭吉、樋口一葉、夏目漱石など、そして、外国でもお札には肖像画がつきものですが、これは偉い人を讃えるという意味もありますが、もっと切実な理由があるそうです。

それはニセ札を作り難くする為だそうです。
人間の目と云うのは、建物や風景のちょっとした差は見分け難いのだそうですが、しかし人間の顔となると、普段から無意識の内に観察している為か、ちょっとした変化にも直ぐに気が付き、つまりニセ札を手に取った時、肖像画を見てニセ札と気付き易いそうです。

逆に云えば肖像画を模写するのは、それだけ難しいと云うことにもなります。
 

明治時代の造幣局写真(ヤフー壁紙画像より)

2013年11月20日
山本 力男

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