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支部長のひとり言

「昔、 人はどうして左側通行だったのでしょうか?」

 京都太秦映画村見学で聞きました。
昔、武士の時代に刀を左側に差していました。もし、右側通行であったなら、左の刀を差したほうが道の内側になり、向こうから歩いて来る武士とすれ違う時にサヤがぶつかる可能性があり、いらぬトラブルの原因になります。腰から下がったサヤが接触しない様、塀や壁に沿って左側を歩いていたそうです。

現在、東京はその江戸時代の名残が色濃く、一方、大阪は町人の街でその意識が違うと云う事が見てとれるのではと思います。例えば駅のエスカレータにおいて、先を急ぐ人の為に片側を開けて立つのが、大阪では暗黙のルールです。東京は右側、大阪は左側を開ける事が多い様です。

 一説には大阪が商人の町で着物は右前(左のえりが上)に着ますので、フトコロに入れた財布等がスリに狙われない様、自分の左側ですれ違う様にしていた名残ではないかと言われています。
 


2013年10月20日
山本 力男

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