集合場所生憎の小雨模様 |
一行57名(内女性10名)は、朝8時10分あいにくの小雨の中をバス2台で楠葉を出発し、京滋バイパスから名神高速に入り草津PAで小休憩の後、途中の車窓に広がる江州平野や近江富士の三上山に迎えられながら一路目的地の近江八幡市へと向かいました。
★実施日 2010年11月12日(金) 雨のち晴れ時々曇り
★行き先 近江八幡水郷めぐり 休暇村近江八幡
近江商人の町 歴史探訪
○ 近江八幡水郷めぐり
近江八幡水郷めぐりの出発地点「豊年橋」に到着した時には心配した雨も上り、一同和やかな気持ちで安心して乗船できました。
近江八幡の水郷は琵琶湖八景の一つで、風光明媚な観光地として知られており、織田信長や豊臣秀次が戦国の世の疲れを癒すため宮中の雅やかな遊びをまねたと言われています。
8隻の昔ながらの和船の手こぎ舟に分乗し、舟を連ねながら迷路のようなヨシや蒲の穂の群生する水郷を、我々と同世代の船頭さんの漕ぐ櫓の音と水音を楽しむみながら進みました。船頭さんの説明によると、群生するヨシは、”すだれ”の原材料で、昔は近江には多くの”すだれ”職人が居たそうですが、現在では中国製に押され”すだれ”を商売にする家は殆んど居なくなったとの事で、今では冬になるとヨシの刈り取りが行われ、芽吹きを良くするため春(3月上旬)になると「ヨシ焼き」が行われ、水郷の春の風物詩となっているとの事です。
またこの水郷では、今は無き主役”藤田まこと”のテレビ時代劇「剣客商売」の撮影が行われた古びれた橋の下を、ゆっくりとくぐって船が進み、実にのどかで時々かわいい水鳥(カイツブリ)もひょっこりと水面にその姿をみせてくれるなど、めまぐるしい現代からまるで遠い昔にタイムスリップした気持ちになり心を癒してくれる、船頭さん曰く「日本で一番おそい乗り物」の船旅を楽しみました。
再び15分ほどバスに乗り、琵琶湖畔の静かな入り江の宮ヶ浜にあり、目の前に琵琶湖に浮かぶ最大の島、沖島(おきしま)が横たわる見事な「休暇村近江八幡」に着きました。
○ 休暇村近江八幡
ここは、北海道・支笏湖から九州・指宿までの全国36ヶ所にある休暇村の一つで、宿泊施設を持つ鉄筋コンクリート5階建て(東館)で、琵琶湖を望む露天風呂もある素晴しい施設で、直ぐ横には西館もあるとのことです。温泉で汗を流して一息入れた後は昼食宴会がスタート、佐々木支部長の挨拶と、恒例の行事5回参加者のポイントカード表彰後、山本副支部長の発声により全員で乾杯。今回の幹事のこだわりで、日本有数のブランド牛・近江牛の会席料理に舌鼓を打ち、なごやかに会員相互の歓談が弾みました。特に今回良かったのは、今年6月に新会員として入会されたひと組のご夫婦が参加され、懇談時に皆さんに紹介、拍手で迎えられたことです。1時間40分があっという間に過ぎましたが、大いに有意義であったと思います。今後も新会員の皆様のご参加を心よりお待ちしています。
宴会後、玄関前に全員集合し記念撮影後、次の予定地「近江商人の町」へ向いました。
○ 近江商人の町歴史探訪
4グループに分かれて、地元ボランティアガイドさんの解説で、綺麗に区画された城下町を散策しました。新町通りに立ち並ぶ伝統的町並み(国の重要伝統的建造物群保存地区)は、格子戸と貫みせ・しょうき・見越しの松・むしこ窓・うだつ・犬矢来・摺り上げ戸等、個性ある建て住まいは昔をしのばせるものでした。この通りを過ぎると柳の枝垂れる運河に出ました、運河に架かる明治橋や白雲橋辺りの八幡堀の風情は、時代劇の格好の撮影場所との事です。その運河を渡り日牟禮八幡宮(ひむれはちまんぐう)の境内へ差し掛かる途中にあるレンガ造りの建物が、洋菓子バームクーヘンで有名な60年の伝統あるクラブハリエです。当日も長い行列に並び求めたお土産を持って帰る会員の方も多かったようです。
近江商人は、天秤棒を肩に全国に活動を広げ、買い手よし・売り手よし・世間よしの「三方よし」の理念を商売の基本とし、自らの利益のみを追求する儲かれば良いという考え方ではなく、信用・信頼を第一とした勤勉で潔癖な倫理観は、現代社会でも改めて深く考えさせるものがあります。
16時過ぎに帰路に着き、夕暮れの湖岸道路を湖面を眺めながら南下、途中鮎家の里で休憩、みやげ物を買い求めた後、京滋バイパスを経由し、18時15分に出発点の樟葉駅に無事帰着、楽しい充実した一日を満喫しました。
写真撮影協力者:安井/井須/倉橋
記事作成担当:倉橋、大熊 |
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草津パーキング |