馴染みがなかった「保護司」になってもらえませんかと声を掛けられたのは、会社卒業(2010年)の翌年でした。突然のお話しへの戸惑いと、保護司の役割が解れば解るほど自分に出来るのかと悩んだ。しかし、妻の「貴方の現役時代の経験を見込んでのお誘いだから、私も協力するし、やって見たら」の助言で引き受ける事を決められた。
正式に法務大臣から「保護司」委嘱状を頂いたのが、2011年8月でした(保護司は公的ボランティアで、無給の一般職国家公務員)。それ以降、横浜での研修受講や、活動パートナーとなる担当地区保護観察官のご指導等を受け、地元での保護司活動をスタートさせました。
最初の対象者を迎えたのが2011年末で、以降対象者との月2回の面談や、必要時の対象者家族との話し合い等、社会復帰へのお手伝いをさせて頂いた。
ここまで3年間で8名の対象者(主に少年)を担当しました。慣れない活動だけに大変でしたが、対象者から「有難う」の言葉や、礼状を頂いた時は、報われたと針谷さんは振り返られた。
社会復帰を目指す対象者を身近で支える保護司ボランティア活動へ自分が参加する事で、一人でも多くの対象者が社会復帰できれば嬉しいと、針谷さんは熱く語られました。
保護司活動は周りに公言すること無く地味な取組みだけに、松愛会仲間として暖かく見守って行きましょう。
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