横浜市神奈川区にお住まいの白石さんは、6年前より暑い夏を乗り切る工夫として、ツルものを栽培する緑のカーテンづくりを、ご夫婦ともどもで取り組んでおられます。 「暑くても快適に、しかも節電効果のある生活」と「日常のちょっとしたことを“ムリなく、楽しく”」をモットーに、エコな生活で温暖化対策を実践。エコな生活を心掛けることで、健康維持にも繋がっているそうです。その緑のカーテンは、6月に近所の種苗店でゴーヤの苗を購入。プランターに植え込み、7月中旬には開花し15日程で見事なゴーヤが生り始め、毎年100本以上を収穫。1階から2階までゴーヤのツルは四方八方に生い茂り立派に「カーテン」らしく、造園のプロ顔負けの出来栄えでした。今年は朝顔も仲間入りして、真っ赤な花が緑葉とコラボし、緑のカーテンが一段と引き立ってました。家の中から緑葉を眺めると、見た目にも涼しげな風情で、扇風機と外の風で大変涼しく快適でした。又、緑葉が気に入ったのか頻繁にモンシロ蝶やアゲハ蝶が遊びに来るとのことです。尚、副産物のゴーヤは、奥様が腕を振るい、チャンプル料理やゴーヤ茶などを作り「楽しいエコ活動」だなと実感しました。 確認のため、緑のカーテンの内側と外側の温度を測ったところ、カーテンの外側は41℃、カーテンの内側は33℃と8℃も低く、設置の効果を確認できました。白石さんはエアコンを極力使わない生活の工夫で、4月以降から猛暑が続く8月迄で16%減の節電に貢献しました。植物を育てる楽しみと育てた食材を料理で使う嬉しさなど、一挙両得の小さな貢献ですと、ご夫妻は笑顔で語っておられました。
(横浜東支部レポーター 続 薫)
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