講 師: ◆服部 光世 氏 松下記念病院 歯科口腔外科 歯科衛生士
(補助)田畑 由香 氏 松下記念病院 患者支援連携センター
場 所: 高槻市総合市民交流センター 視聴覚室。
参加者:41名の参加がありました。
参加費:無料
首題の趣旨:
口腔内細菌や歯周病が全身の疾患に関連していることを学ぶとともに、歯周病予防のための、
歯磨きの仕方について、具体的に学んだ。
講演の要旨:
1. 口腔ケアは、むし歯や歯周病予防のためだけでなく、全身の健康を守るためにとても大切である。
2. 口腔ケアの目的は、歯や口の中の疾患予防と生活の質の向上にある。
3. 口腔ケアの効果としては、以下のものがある。
@発熱の予防、A誤嚥性(ごえんせい)肺炎の予防、B認知症の予防、
C心臓病の予防、D糖尿病の予防、E唾液の分泌促進
4.「お口の機能を高める体操」を行った。
5.歯周病とは、歯を支えている組織(歯茎・歯根膜・歯槽骨)に起こる、さまざまな症状の総称である。
歯を失う原因のうち、第一位である。約80%の成人が歯周病であるといわれている。
6.歯周病の最大の原因はプラーク(歯垢)である。
プラークはただの食べカスではなく細菌の塊であり、この細菌の産生する毒素が歯周病の
発生・進行に非常に大きく関わっている。
7.正しい歯の磨き方を学んだ。
@ハブラシの選び方/交換、A歯ブラシの持ち方、B磨き方・磨く位置
8.口臭の6割は舌苔(ぜったい)による「生理的口臭」が原因。
舌苔とは舌に強く付着した細菌のかたまりであり、うがいだけでは取れない頑固な汚れ。
9.入れ歯の汚れは細菌の巣
10.歯が抜けたあとは入れ歯を!
◆配布資料・サンプル
@講演レジュメ、A歯磨き&口腔ケアジェル
以上