10月度撮影会は、志賀高原の木戸池の畔に建つ「木戸池温泉ホテルに」連泊し、一沼から渋峠にかけての範囲で、秋の光景撮影を計画した。この地域は、一沼・蓮池・木戸池・平床・のぞき・渋峠等、写真愛好家の好む撮影ポイントが狭い範囲に沢山ある。
10月11日7時半、JR摂津富田駅を中型バスで出発。途中JR高槻駅、阪急水無瀬駅により会員を乗せて大山崎ICから志賀高原に向かう。多賀SAで弁当を買い、昼食はバス内で取り時間節約する。恵那SA、梓川SA、信州中野ICを降りた道の駅でトイレ休憩し、撮影地へ。
今日の天気は晴れ。2日目、3日目の天気予報は小雨。志賀高原に入って最初の撮影ポイントの「一沼」は最終日撮影の予定であったが、空の映り込み等撮影出来る様にと、最初の撮影地に変更する。紅葉は、木々も羊草も若干早めだがいい色に染まっている。残念ながら青空は望め無かったが光線は十分。最初の撮影地ということもあり、皆さんハイテンションで撮影されていた。 |
|
|
熱心に羊草の撮影 |
ひとしきり撮影し、バスで「木戸池温泉ホテル」へ。10分ほどで到着。チェックインし、荷物を置いて身軽になり、夕日の撮影ポイント「のぞき」に向かう。
|
ホテルから20分ほどで「のぞき」に着く。空には雲が多いがいい陽ざしがあり撮影には好都合。
三脚を立て、夕日を浴びて撮影準備。天気予報では、いい天気は今日だけ。明日、明後日は雨模様の天気予報。何とか此所でいい写真を撮りたいと気は焦る。
駐車場は狭く、道路沿いに出ていい場所を探す。ここからは180度展望がきく。左には紅葉した樹木と山。正面から右にかけては、幾重にも重なる山々とその上に太陽が輝いている。遠くの山は北アルプスだろうか?
何処をどう切り取ろうかと迷いながら広角ズームレンズと標準ズームレンズを2台のカメラに装着。初めに広角ズームレンズで広い風景を撮る。 |
|
|
|
左側に見える紅葉 |
正面に現れたすごい雲 |
右側の山々 |
|
紅葉と夕日と雲の競演は素晴らしかった。素晴らしさの何分の一かをカメラに収める。約2時間撮影し、ホテルに戻る。
2日目
早朝目覚めると雨音。4時50分ホテルを出発。幸い雨は上がっていた。「渋峠」は深い霧で日の出は望めず。1時間粘ったが深い霧は解消せず展望はきかなかった。霧をバックに近くの木々を撮って引き上げる。 |
|
|
霧の渋峠 |
渋峠から木戸池に戻ると小雨に変わっていた。木戸池周辺でしばらく撮影し、朝食。
朝食後の予定は、「渋峠」から「白根山」へゆく予定だったが、朝の状態から無理と思われ予定を変更。「平床・琵琶池」を回ることにした。
「平床」で1時間余り撮影する。此所は何度か撮影に訪れ道路からの撮影もマンネリ化してたので、森の中に踏み込んで見る。新しい光景が広がっていたが、山道からは見通しが悪く、撮影は難しかった。
「琵琶池」でも1時間余り小雨の中で撮影。雨に洗われ、優しい光で、紅葉はきれいであったが、池の水面はいまひとつ。
ホテルに戻り昼食を取る。
|
雨上がりの木戸池 |
|
|
平床の森の中の風景 |
琵琶池での風景 |
昼食後、ホテルからすぐ近くの「田ノ原湿原」に行く。小雨が降っていたが霧も出て、そこそこの雰囲気である。湿原の中には樹木が少なく、構図をまとめるのが大変難しい。ここでも1時間余りゆっくり撮影する。 |
|
|
|
田ノ原湿原の風景 |
「田ノ原湿原」を後にして、「白根山」に挑戦してみようということで、バスを渋峠方向に走らせる。途中「のぞき」にかかると、深い霧がはれて展望きく。バスを止め、撮影にかかる。1日目の夕日とは全く変わった光景に感動する。慌ててシャッターを切るが、30分もしない内に深い霧に覆われ灰色の世界になってしまった。
|
|
|
|
のぞきの瞬時の風景 |
再び白根山に向けてバスを走らせるが、道がはっきり見えないほど霧が深くなる。周辺が全く見えず、白根山の位置さえ分からない。あきらめてホテルに戻る。未だ時間は早かったが、今日の撮影は終了。
|
3日目
今日も小雨で夜が明ける。木戸池に霧が立ち、紅葉した湖畔の木々の梢に朝日が差す光景は、ついに撮れなかった。
朝食を済ませ、ホテルの玄関のひさしの下で集合写真を撮る。1日目の天気のいい時に撮っておけばと悔やまれるが、これもいい思い出になる。
最終日の撮影は悪天候が続いたため「一沼」一箇所にした。初日の天気のいい「一沼」、今日の雨に煙る「一沼」、異なる顔を撮影出来た事と思う。
今回は深い霧のため、撮影出来なかった時間が多く残念であったが、普段撮れなかった光景も沢山見る事が出来た。
また今回は、多くのゲストの方々に参加頂き、素晴らしい交流も出来た。
またギャラリーTSU NA GU で撮影会で撮った作品で「志賀高原 写真展」を開催する事が決まり、北摂地域の写真愛好家の交流が深まる事と思う。 |
|
|
|