木曾御嶽山の山麓で、氷と雪の世界の撮影を計画した。
雪と氷の世界の撮影には時期的に少し遅く、氷瀑等については大部心配した。1日目は白川氷柱群と開田高原木曾駒の里の撮影である。
朝七時半に高槻をバスで出発し、国道19号線の御岳湖近くの道の駅で昼食を取る。最初の撮影地「白川氷柱群」に着いてのは1時過ぎ。白川氷柱群は大部とけ、作品にするには難しかったが、それでも撮影を楽しむことが出来た。1時間余り撮影し、開田高原に向かう。 |
川から少し離れたところの白川氷柱群 |
開田高原の放牧中の馬 |
開田高原は、未だ冬の装い。幸い天候も回復し青空もあらわれ、木々が雪の上に長い影を作ってくれる。放牧中の馬や厩舎まわりの夕日に輝くのつらら等の撮影を楽しむ。白樺林に移動すると、白樺林が雪の上に作り出す影の模様に魅了される。一部の方は、白樺林越しに彩雲を撮影出来る幸運にも恵まれた。
日没前にバスの待っている「そば処一本木亭」前に集まる。ここから見る太陽は、丁度御嶽山の真上に沈む。雲も赤く染まりフォト・ジェニックな光景に盛んにシャッターを切る。
日が沈み空の色が変化するのを撮影したいところだが、時間の制約でバスに乗り、今晩の宿「大又山荘」に向かう。 |
「そば処一本木亭」前での撮影 |
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宿は、2013年9月にもお世話になった王滝村の「大又山荘」。遅い到着で、すぐ夕食となる。今日一日の撮影談義に花が咲き、アルコールも入って和やかなひとときを過ごす。 |
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二日目の撮影地は、自然湖→王滝村滝越集落→清滝である。バス運転手一人体制にした為、8時半出発と遅いスタートになる。
自然湖は一面凍結の上に雪が積もり、雰囲気が今ひとつである。遠くに魚釣りのテントが三張り、カラフルで唯一のアクセント。旧道を隔てた反対側には、雪原の中に小川が蛇行して流れ、面白い模様を作っていた。 |
自然湖の撮影 |
滝越集落の撮影は初めてである。撮影ポイントが分からず彼方此方歩き回る。今回は集落に入る手前の川沿いが良かった。春近しを感じさせる風景が見られた。
昼食は、大又山荘が手配してくれた弁当を頂く。値段の割に大変おいしかった。 |
最後に清滝に行く。残念ながら氷瀑はほとんどとけ、少ししか残っていなかった。写真にはならなかったが、雰囲気だけは味わうかとが出来た。
今回は費用を安く上げるためバス運転手を一人体制にしたが、時間的制約が多く、思い残すことなく撮影する事が出来ず、残念な面もあった。今後の検討課題としたい。 |
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文責 : |
見城好豊 |
写真 : |
西村武 宮田武 見城好豊 |
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