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☆第72回 舞鶴・若狭方面 レトロの旅 |
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2016(平成28)年2月25日(木) |
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参加者45名 | ||
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戦後71年、私たちはその戦中戦後の困窮を生き抜いてきました |
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今回は、昨年ユネスコ世界記憶遺産に登録されました「舞鶴引揚記念館」を見学し |
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想像を絶する収容所生活と知恵、国内での献身的な活動などに瞠目、心に残る旅でした |
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昨年は、4回の例会で3回雨にあいましたが、今日は晴天。それゆえに冷え込む。そんななか45名もの方が参加。車内は談笑の華が満開。 いつものように出発前の運転さんの挨拶。最近報じられているバス事故のこともあり、実に懇切丁寧かつ厳しくシートベルト着用などのお話。今回も良い運転手さんだと安心感が高まる。 |
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定刻に出発。いつものように、代表をはじめとする世話役から、大勢参加への感謝、本日の訪問先の案内、添乗員さんから、本日のスケジュールと諸注意。 | ||
参加してくださる方が多いことは、まず例会参加費を下げることの効果があるが、同時に健康で元気な方が多いことで、何より喜ばしいことだ。 |
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健やかに 八十路を生きて 春迎う (◆) |
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資料作成世話役がいつものように、前回の旅を綴った「作品集」と、今回の訪問先について書いた「徒然話」の説明。 |
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そのあと、昨年NHKテレビで放送された、時論公論「戦後70年“シベリア抑留”引き揚げの記憶を世界に」を筆記してくれた資料を配布し、この資料にご苦労いただいた会員からお話を頂きますとバトンタッチ。 |
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会員から、昨年のNHKテレビ放送のビデオとお話で、舞鶴引揚記念館見学の予備知識と、記憶遺産の一つに松下電器の先輩で終戦後ロシア放送を傍受し、帰国を待ちわびる留守家族に、無事なことを書いたハガキを自費で送り続けた、坂井仁一郎さん(故人)の献身的な活動、および無事を知った家族のお礼のハガキなどに感涙。 |
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なお、有難いことに坂井仁一郎さんの実の弟さん(松愛会高槻支部の会員)が奥様と共に今回参加してくださり、舞鶴引揚記念館の内容を身近に感ずる旅になりました。 |
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【舞鶴引揚記念館】 |
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バスは京都縦貫自動車道を快調に走り、ほぼ予定の時刻に舞鶴引揚記念館到着。透きとおるような青空、風もなく穏やか。出迎えてくれた引揚記念館の方が、(冬期に)こんな良い天気はめったにありません。いい日に来られましたと迎えてくれた。 |
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まずは、舞鶴引揚記念館前で記念写真 (◇) |
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舞鶴引揚記念館は、昭和63年、多くの引揚者が祖国への第一歩を踏んだ舞鶴市字平無番地に、全国からの寄付金を受けた舞鶴市が設立。 |
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広大な旧ソ連領に散らばって抑留された様子。その極限のなかでの知恵を絞った記録、助けあい。また前述した坂井仁一郎さんに関する資料などが展示されている。 |
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引揚記念館の展示室へ (☆) 復元された収容所内部 (☆) |
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ボランティアガイドさんの話に聞き入る (☆) |
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世界記憶遺産 人名簿 世界記憶遺産 アドレスブック |
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記念館 筆跡惜しむ春一日 (◆) |
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世界記憶遺産 坂井仁一郎さんの資料と新聞各社の取材を受ける実弟の坂井さん (☆) |
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亡き人の 善行訪いて 寒明るく (◆) |
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半世紀 時を経て知る 大偉業 (◆) |
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復元された引揚桟橋へ向かう (☆) 桟橋入り口の招霊碑 |
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岸壁の 母の気持ちや 余寒あり (◆) |
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引揚桟橋で記念写真 (◇) |
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岸壁の 鐘を鳴らして 春寒し (◆) |
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冬晴れの 舞鶴に立ち 国思い ゆきし益荒男(ますらお) 御霊(みたま)安かれ (▽) |
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【ホテルマーレたかた 昼食&総会】 |
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それぞれ感慨を胸に舞鶴引揚記念館を後にし、「ホテルマーレたかた」へ向う。 |
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<昼食> |
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食事の前に、新会員3名紹介。ご本人からユーモアを交えた挨拶に爆笑拍手歓迎。 |
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まずはお互いの健康を祝して乾杯! (◇) |
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会席膳 「しらせ」 |
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鯛の刺身から始まり、甘露煮の木耳(きくらげ)・茄子(なす)・ピーマン、肉ジャガ煮、焼物は鯖(さば)・卵・ヒジキ・餅、鍋は旬の野菜に鰆(さわら)、茶碗蒸し、チリメンジャコのご飯、デザートは練り菓子・リンゴ・ミカン。 | ||
北摂文芸クラブの柱の一つは「ご当地グルメ賞味」。日本海の幸を頂き今の健康を感謝しながら歓談。 |
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昼食会 心豊かに 春の膳 (◆) |
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<総会> |
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代表の司会で、「平成27年度会計報告」、「平成27年度会計の監査報告」、「平成28年度の例会(第73回~76回)の内容紹介」、代表より「世話役の役割説明」、「添乗員さんからバス料金の仕組み・バス事故多発を受けて行政指導などのお話」、「世話役1名本人の都合で辞任したこと報告」などのあと、会計報告や会則、etc、に対してフリートークで盛上がる。 |
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議事進行に気を配る代表 (☆) 会計報告 (☆) |
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会計監査報告 (☆) 平成28年度の例会内容紹介 (☆) |
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バス運行事情など添乗員さんのお話 (☆) 活発な質疑応答で説明する代表 (☆) |
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例年以上に活発なフリートーク。 本音での意見交換に世話役一同感激。今年の例会の内容充実に意欲がわいた。 |
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【舞鶴港とれとれセンター】 |
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20分ほどで、例会のお楽しみお買い物「舞鶴港とれとれセンター」到着。広い敷地に日本海の魚介類・海産物加工品・名物「海軍カレー」など。どれを買うか迷う。 |
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舞鶴港とれとれセンター (☆) 慎重に吟味 (☆) |
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美味しそうなものばかりで目移りする (☆) 今晩のおかずにするか、冷凍保存にするか |
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さんざん迷ったあげく、舞鶴に来たのだから「海軍カレー」を土産に買った。やはり旅の買い物は楽しい。 |
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一路高槻へ向かう。車中NHKテレビで放送された舞鶴引揚記念館および坂井仁一郎氏関連の往路とは違うビデオを観る。またも涙がにじむ。 |
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今回は北摂文芸クラブ例会で初めて、先の大戦に関連する資料館を訪ねたが、来てよかった。極限の収容所や食べる物も満足にない戦後の生活で、立派な日本人がいたことを知り、誇りに思う。 本当に文芸クラブの歴史に残るいい旅でした。 |
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いつものように、世話役から次回例会のPR、添乗員さん、ドライバーさんへの感謝。 添乗員さんからの挨拶を受け、予定どおり高槻に無事帰着。 |
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次回5月の例会で元気にお会いしましょう! |
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<俳句>桐山俊子(◆) <短歌>永野晴朗(▽) |
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<写真>竹内一朗(◇) 見城好豊(☆) 永野晴朗(無印) |
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<文>永野晴朗 |
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