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☆第69回 姫路方面初夏の旅
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2015(平成27)年5月28日(木)
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参加者47名
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風薫る5月の旅は播州姫路方面 「キリンビアパーク神戸」見学&試飲
姫路城好古園の景観を愛で大修理が終わった大天守を観望
播磨の法隆寺“鶴林寺”で本堂や「あいたた観音」拝観
昼食は灘菊酒造の酒蔵で旬の食材を賞味満喫
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今回はいま関西で最もホットな姫路行き。幸い天候に恵まれ快晴。晴天はありがたいが真夏日になる予報。水分を十分とって旅を楽しみたい。
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運転手さんから安全運転決意表明とともに、シートベルト着用などの車内注意のお話をいただき出発。
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まず、クラブ代表から、今日のバスは購入されて間のない49人乗りの新車です。入会された2人を含めほぼ満席の参加に感謝。さらに、前回の「南紀白浜早春の旅」に参加された高槻支部長のお話が『支部だより』に載っている。また支部のホームページを時々見て、松愛会や文芸クラブに親しんでほしいなどのお話。
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続いて、案内書作成の世話役から、今日の旅の概略説明。添乗員さんから本日のスケジュールと暑さや車内行動などの注意。資料作成の世話役から、前回の旅の「作品集」と、今回の訪問地の見どころなどを書いた「徒然話」の説明。
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バスは自然渋滞になったが、窓外の濃い緑が慰めてくれる。中国自動車道の神戸三田ICから一般道へ。ほどなく本日最初の訪問所「キリンビアパーク神戸」に着いた。
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【キリンビアパーク神戸 工場見学・試飲】
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「キリンビアパーク神戸」は自然環境の良い神戸市北区赤松台にある。環境への取り組みに力を入れ、甲子園球場6個の広大な敷地は、森が広がり方々に池があり、野生動植物にやさしいビオトープになっていて、その一角にビール工場があるという感じである。
構内に入って、まず目を奪われたのは、大きな缶ビールを横にした車。 何?これ!…。 この車はJR三田駅などのターミナルを往復するシャトルバス。これから素敵な世界へ案内します。ウエルカム!
出迎えてくれたスタッフの案内で、急勾配のエスカレーターで2階へ。すでに見学しているグループがいる。平日なのに盛況だ。ビールのことを、映像やお話、麦芽やホップを手にとって匂いを嗅ぎ理解していく。また、一番搾り麦汁と二番搾り麦汁の違いを舌で確認もした。
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メルヘンチックなシャトルバス (☆) ビールのあれこれを映像とお話で (◇)
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広大なワンフロアの製造現場 手を振って歓迎してくれた現場の方々 (☆) |
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麦芽とホップを手に取り観察 (☆) 実物大の発酵・貯蔵タンク内の説明を見入る
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一番搾りなどを試飲 うまい! もう一杯 ビールが飲めない方にはソフトドリンク (☆)
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40分の見学のあと、お待ちかねの試飲タイム。 まず、酒米の山田錦を加えた神戸工場限定の「一番搾り神戸づくり」から、やや甘い味でフルーティだ。案外くせになるかも。 次に、スッキリと一番搾りを1杯。アルコールは潤滑油、皆さん話が弾んでいる。 最後に黒ビール。 久しぶりに本物のビールを飲んだ。
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夏立つや一番搾りに舌づつみ (◆)
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【灘菊酒造 酒蔵見学・昼食】
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途中休憩をはさんで1時間余りで姫路市の灘菊酒造に到着。約三千坪の敷地に、創業当時(明治43年)からの木造酒蔵、酒蔵レストラン、酒造りゾーンがある。現在の酒造りは近代的な鉄筋コンクリートの甲蔵(きのえぐら)で、夏場を除き春・秋・冬の三季醸造(さんきじょうぞう)。年間を通じて搾りたてのフレッシュな酒を提供している。
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木造酒蔵見学に (☆) 昔の酒造道具のいろいろ (◇)
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酒蔵見学のあと昼食。酒蔵を改造したノスタルジックな雰囲気の部屋で、播州の旬の食材を酒造メーカー独特の調理で頂く。
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まずはお互いの健康を祝して 乾杯! (◇)
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旬の食材満載の「酒蔵御膳」
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今回も新会員お二人を紹介。ご本人からの挨拶を受け拍手で歓迎。賑やかに会食歓談が始まる。 初夏に回遊してくる銀ヒラスの塩麹漬け焼き魚、豚肉・こんにゃく・シメジ・季節の野菜の酒粕鍋、瀬戸内名産鯛の兜煮、とろろかけ麦ご飯など、たくさんの酒造所ならではの一味違う料理を賞味した。
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酒蔵の逸品料理や五月尽 (◆)
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【姫路城好古園】
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食後、姫路城へ向かう。姫路城は、現在の姫路市街の北側にある姫山および鷺山を中心に築かれた平山城で、日本における近世城郭の代表的な遺構である。
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江戸時代またはそれ以前に建設された天守が残っている12天守、弘前・松本・丸岡・犬山・彦根・姫路・松江・備中松山・丸亀・松山・宇和島・高知城の一つである。 中堀以内の城域が特別史跡に、現存建築物の内、大天守・小天守・渡櫓等8棟が国宝に、74棟の各種建造物(櫓・渡櫓27棟、門15棟、塀32棟)が重要文化財に、それぞれ指定されている。 |
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平成5(1993)年12月にはユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録された。また、その景観から「三大連立式平山城」(和歌山・姫路・松山城)の一つにも数えられている。 |
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日本三大連立式平山城天守のパノラマ (★)
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姫路城天守の置かれている「姫山」は古名を「日女路(ひめじ)の丘」と称した。姫山は桜が多く咲いたことから「桜木山」、転じて「鷺山(さぎやま)」とも言った。 姫路城は、別名を白鷺城(はくろじょう ・ しらさぎじょう)。その由来に次のような諸説がある。 |
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・姫路城が「鷺山」に置かれているところから。
・白漆喰で塗られた城壁の美しさから。
・ゴイサギなど白鷺と総称される鳥が多く住んでいたから。
・黒い壁から「烏城(うじょう)」とも呼ばれる岡山城との対比から。 |
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五月晴れのもと輝く姫路城をバックに全員の記念写真 (◇)
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緑さす姫路城背に美男美女 (◆)
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記念写真撮影のあと、ほど近い好古園へ三々五々マイペースで向かう。好古園は、正式名を「姫路城西御屋敷跡庭園好古園」という。名のごとく、発掘調査で確認された武家屋敷跡などの遺構を活かして、平成4年に造営された池泉回遊式の日本庭園である。
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姫路城の南西に位置し、城を借景に造られた庭園の面積は約1万坪。滝や池のある庭、本格的数奇屋建築の茶室など9つの庭園群で構成。江戸時代をしのばせる築地塀や屋敷門・長屋門、渡り廊下で結ばれた活水軒と潮音斎のたたずまいが特別史跡地にふさわしい歴史的景観を創り出し、時代劇や大河ドラマのロケ地としても使われている。
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好古園へ向かう 桜門橋を渡って 心地よい緑風をうけながら (☆)
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好古園庭園のパノラマ (★)
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若葉時名庭望む好古園 (◆)
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史跡地や景観創り緑さす (◆)
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【鶴林寺】
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鶴林寺は聖徳太子が高句麗(こうくり)の僧、恵便(えべん)を招請して創建したといわれる古刹(こさつ)で、加古川市にある。国宝の太子堂や本堂、国重文の建物および、宝物館には多くの文化財が保存展示されている。
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“いにしえの 鶴の林に散る花の 匂いを寄する 高砂の風”
(新西国霊場 第27番所 鶴林寺の御詠歌)
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門前で3人のボランティアガイドさんが迎えてくれた。仁王門から正面の本堂へ石畳。その左右に菩提樹と沙羅双樹(さらそうじゅ)の木が植わっている。 |
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左側に釈迦がこの木の下で悟りを得たとされている菩提樹が茂っていた。右側は沙羅双樹(さらそうじゅ)。釈迦はこの木の下で入滅したとされている。釈迦は沙羅双樹の間に身を横たえ、最後の説法をされ涅槃に入った。その時、沙羅双樹は満開の花をつけ、花びらがお釈迦さまに降りかかったという。お釈迦さまの入滅とともに枯れはて、白い花が白鶴が群れをなして留まっているように見えたとされるところから鶴林(かくりん)ともいわれる。 |
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鶴林寺の寺名は、鳥羽天皇が「鶴林寺」の勅額(ちょくがく)を下賜(かし)したことによるが、「鶴林」とは釈迦涅槃(ねはん)の「沙羅双樹の林」を意味する。 |
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拝観、宝物館見学は、各自のペースでゆっくり巡るとして、まずは、男女別に記念撮影。 |
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本堂(国宝)の前で記念写真 (◇)
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鶴林寺本堂詣でる薄暑かな (◆)
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熱の入った説明に聞き入る (☆) 新緑の菩提樹 |
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本堂参拝のあと宝物館に入る、ここでも地元のガイドさんが、くわしく、わかりやすく説明してくれた。質問にも丁寧に応えてくれた。一番有名な「あいたた観音」は、かがんで下から見上げるように拝観すると身近に感ずると教えてくれた。
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太子堂内部の板壁に、肉眼では見えない仏画が描かれているのが、昭和51年、赤外線写真で発見された。その仏画が極彩色で復元されていた。よく見かけるような巨大な釈迦ではない「板絵著色涅槃図(いたえ ちゃくしょく ねはんず)」を拝観し、自然と頭が下がった。 仏像に絵画、カメラに収めたいが撮影禁止。目に焼き付けるしかない。
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如来像心安らぐ新樹香 (◆)
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目を洗う新緑、和様(わよう)・大仏様(だいぶつよう)・禅宗様(ぜんしゅうよう)を取り入れた本堂などの建造物、宝物館の仏像・絵画に土地の方の親切な案内、また訪ねたい気持ちを抱きつつ帰途についた。
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車中で、次の70回記念例会の特色などPR。松愛会高槻支部の委員さんから、支部行事や同好会への参加呼びかけ。世話役から運転手さん、添乗員さんへお礼。拍手で感謝。
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今回は、最も傑出した人物のたとえとされる想像上の動物「麒麟」に酔い
青空に翼をひろげる「白鷺」に目を奪われ
めでたい「鶴」に健康と長寿を祈願した旅でした
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<俳句>桐山俊子(◆) |
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<写真>竹内一朗(◇) 見城好豊(☆) 下田紘一(★) 永野晴朗(無印) |
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<文>永野晴朗
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