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☆第68回 南紀白浜早春の旅 |
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2015(平成27)年2月26日(木) |
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参加者50名 |
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今年の初旅は南紀白浜方面 南高梅の梅干・梅酒の試食試飲 |
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昼食はクエ料理を賞味満喫し、ホテル会議室で総会 |
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とれとれ市場南紀白浜で買物とクエの遊泳 |
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マグロの解体見物など楽しむ |
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春は一雨ごとに暖かくなるというが、今日が雨でなくてもいいのにと恨めしく思う。そんな天候でも50名もの参加。積もる話で車内は談笑の坩堝(るつぼ)。運転手さんから、安全運転などの挨拶を頂き、定刻5分前に出発。 |
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まず、クラブ代表から、昨年12月に亡くなられた会員の方との想い出などを振り返り哀悼の言葉。続いて、大勢の方の参加を感謝し、今回は松愛会高槻支部長が参加を快諾、総会の際お話をいただくと紹介。 案内書作成の世話役より旅の内容説明。 添乗員さんから本日のスケジュールと雨天の注意。 資料作成の世話役から前回の旅の「作品集」と、今回の旅、白浜の歴史および、梅や高級魚クエのことを書いた「徒然話」の説明。 |
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バスは岸和田SAで休憩後、一路紀州路へ。靄(もや)の切れ間に見える紀伊の山々は、枯木立なれど雪はなく、春の息吹きを漂わせている。 |
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窓外の山の色春来つつあり (◆) |
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【紀州梅の里なかた】 |
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♪てんてんてんまり てん手まり てんてん手まりの 手がそれて…♪ 童謡「鞠と殿さま」でお馴染みのように和歌山はミカンをはじめとする果樹王国。ちなみに、温州ミカン・八朔ミカン・柿は生産量日本一。梅にいたっては2位の群馬に1桁の差をつけて、だんトツ日本一の収穫量である。 |
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その生産地田辺地区に入ると風景が一変。満開の梅林が展開する。白い花一色。ブランドの南高梅だからだ。梅林には青いネットが設置されている。初めて見る光景だ。木の周りに吊るして、実が完熟し自然に落ちるのをやさしく受け止めるものであることを、後の工場見学で聴いた。 | ||
梅林に落ちる実を待つネットかな (◆) |
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ほどなく最初の訪問先、「紀州梅の里なかた」に到着。まず工場の2階へ。1階の作業場を俯瞰(ふかん)しながら興味深いお話を聴く。農家で栽培・収穫・塩漬・天日干ししたものを、ここで買い取り、加工し販売している。 |
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収穫する実は、木の下に吊るした青いネットに自然落下したもの。完熟しているので、フルーティーで深みのある味になるとのこと。試食・試飲への期待がふくらむ。 |
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熱のこもったお話を傾聴し、1階の作業場を見学する (☆) |
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塩分濃度別の梅干、アルコール度数別梅酒を順々に味わう 旨い!もう一杯!!(☆) |
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多彩な南高梅商品 どれにしようかな 敷地内の梅園にて (☆) |
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春光を望めぬひと日梅酒買う (◆) 一日中細き雨見る梅の庭 (◆) |
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梅の香をそっと写真に納めけり (◆) |
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塩分濃度5%から20%までの梅干を順次試食し、梅酒もアルコール度数の低いものから順次試飲。美味しい食前酒となったところで、本日の食事処白浜の「九絵亭」へ向かう。30分ほどで到着した。 |
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【昼食 九絵亭】 |
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九絵亭は南紀白浜で唯一の紀州本クエ料理専門店。漢字で「九絵」と書くクエは、外洋に面した水深50mくらいまでの岩礁やサンゴ礁に生息し、体長1m以上、30~50kgにもなる大型魚。漁獲がむつかしく幻の高級魚と言われている。 |
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そんなクエを「近大マグロ」で有名な近畿大学が20年以上の研究で養殖に成功したことにより、九絵亭では年中新鮮なクエ料理を提供している。 |
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今年も元気で頑張ろう 乾杯! (◇) |
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仕切りを外し二間続きの大広間に座椅子、脚付膳。希望者には座敷用腰掛け椅子と脚付膳を高くする心配りがありがたい。 |
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今回も新会員(再入会)の方を紹介し、ご本人の挨拶を頂き、大声で乾杯。賑やかに宴が始まった。 |
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活紀州本クエ料理 (☆) |
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活クエのうす造り。里芋・竹の子・チンゲンサイとのクエのあら炊き。 |
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エノキ・ネギ・白菜・水菜・豆腐餅に骨付きクエ・クエの肝・クエの胃袋のクエ鍋。 |
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マグロ・ハマチ・サーモンにイクラを配した造り。活甘エビ。サーモンと野菜のサラダ。 |
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野菜のごま和え。梅そーめん。ご飯に香の物。オレンジとイチゴのゼリー掛けデザート。 |
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白身のクエの刺身は淡白で上品な味。あら炊きや鍋は濃厚な味。柔らかい肝、コリコリした胃袋、クエのあらゆる部位を賞味した。豆腐餅を初めて食べたが、この食感は独特のものでクセになりそうだ。梅そーめんも初めて食べたが乙な味で、おかわりをしている方もいた。美味、美味。満喫、満喫。 |
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クエ鍋に至福ひととき二月かな (◆) |
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【総会 ホテルシーモア】 |
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食後、隣のホテルシーモア会議室に移り総会。 |
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ホテルシーモアロビーで全員の記念写真 (◇) |
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会計報告及び質疑応答 (◇) 今後の例会内容の説明PR (◇) |
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代表のお話 支部長のお話 (◇) |
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総会は、北摂文芸クラブ代表の司会で議事進行。 |
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①昨年の会計報告と監査結果。 |
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②今年の5月、9月、11月、来年2月の最終木曜日に行う例会の内容説明。 |
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③代表より、貸切りバス運賃・料金制度の変更について説明し、協力のお願い。 |
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④松愛会高槻支部長のお話。今日の例会感想と支部年次総会への参加呼びかけ。 |
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質問、応答、意見交換など、時間を惜しまず、活発に、和やかに話し合った。 |
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充実した昼食と総会後、午後の観光となる。小糠雨ほどになったが降り止まない。残念だが風や濡れた足元を考え、久し振りと期待していた方も多かった「三段壁」行きを断念。 |
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旅先の予定狂わす春の雨 (◆) |
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すぐ近くの「とれとれ市場南紀白浜」へ向かう。風光明媚な白良浜(しららはま)も蕭蕭(しょうしょう)たる春雨の帷(とばり)につつまれている。 |
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白良浜視界さえぎる春の雨 (◆) |
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【とれとれ市場南紀白浜】 |
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西日本最大級、総面積15,000坪の市場には、活魚介類、干物、加工水産物、野菜、果物など特産品が販売されている。 |
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とれとれ市場南紀白浜 |
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凍らせたことのない、近海マグロを解体しながら、分量に応じて切り売りしている。縦長の大水槽の上部では鯖などの回遊魚が泳ぎ、目の前の底部では、時折クエがよぎる。すばしこいので撮るのがむつかしい。 |
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近海マグロの解体切り売りに見入る (☆) 大水槽で泳ぐクエ |
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なごやかな車内 (◇) |
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雛菊が「月様、雨が…」と傘を差し出せば、月形半平太は「春雨じゃ、濡れてまいろう」… |
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また、いつの日か今日果たせなかった絶景を観て、再度クエを賞味したいと思う。帰途も仲間ならではの和やかな車内で、次回5月例会の再会を約し無事高槻に帰った。 |
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<俳句>桐山俊子(◆) |
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