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☆第62回 「越前の里めぐり」に「武生方面」の旅 |
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平成25 (2013)年9月26日(木) |
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参加者47名 |
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“文芸の旅は道連れ竹の春”(▽) |
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竹の秋の5月から4ヶ月ぶりの例会は越(こし)の国は越前 |
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竹が群生する「竹生」を語源とする「武生」方面の伝統産業見学と |
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紙漉(す)き体験&日本海のトレトレ魚介満喫 |
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日本各地で暑さ記録を更新した夏が去り、爽やかな今朝、皆様の出足よく定刻より10分早く出発。4ヶ月ぶり、積もる話で賑やかな車中、酷暑を乗り越えたことを共にたたえる。 |
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“新涼や久方ぶりの友に会う”(◆) |
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世話役の挨拶に続いて、添乗員さんから本日のスケジュールと諸注意のあと、恒例の、前回の思い出を楽しむ「作品集」、および今回の旅に関する「徒然話」を世話役が紹介。 |
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快適なドライブのうちに武生ICから一般道に入り、めがねの里に着いた。 |
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【越前めがねの里】 |
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入館前に記念撮影 明るくいいお顔でハイ!(◇) |
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男性も負けずに ハイ!(◇) |
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店に入り、めがねの起源から、越前で発展したいきさつ、現在の状況などのお話を聴き、店内の見学、視力など様々な検眼、技術・ファッションの先端をいく商品に目を奪われる。 |
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よどみないお話に引き込まれる(◇) 黙々と作業をされる職人さん(☆) |
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無料で目の検査をしてくれる 豊富な商品に圧倒される(☆) |
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“越前やメガネ奮発秋立つ日”(◆) |
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眼鏡歴史館コーナー |
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今回、物を拡大して見ることの発祥やメガネに進展する歴史を調べたが、やはり古代エジプトが発祥のようで、そこから発展させたのはイタリアということが通説らしい。現代では、デザインとブランド力のイタリア、低コストの中国、技術力の日本が世界3大産地とのこと。 |
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【昼食 和風レストラン「瀧雅」】 |
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めがねの里からほど近い「瀧雅(たきまさ)」が本日の食事処。和風レストランと銘打つだけあって、料理はトレトレの魚介類を中心とする会席料理だが椅子席だ。これがなにより嬉しい。 |
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今回も新しく2名の方が入会されたので、代表から紹介し、ご本人の挨拶をいただく。続いて元気に乾杯。賑やかな宴となる。 |
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まずは、恒例の頑張ろう乾杯!(◇) |
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豪華会席「越前」 |
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長く旅してきたが、今日の昼食には感謝の気持ちがわいた。歯にやさしい先付と野菜サラダ、甘エビなどの柔らかい刺し身、爽やかな酢の物のタコ、エビや野菜の天ぷらが温かい。
焼き物は大きなカレイ、牛肉と野菜の鍋、茶碗蒸し、わんこそば、ご飯に味噌汁、デザート。 飲み物も安かった。 |
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“至福なる豪華懐石今日の秋”(◆) |
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【越前和紙の里】 |
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瀧雅から10分ほどで越前和紙の里に着く。 | ||
にこやかに全員の記念撮影(◇) |
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ここは、紙漉き体験の「パピルス館」から、工芸士の紙漉き見学ができる「卯立の工芸館」を経て、越前和紙の発祥や歴史などを展示する「紙の文化博物館」までの、約230mが散歩道的に気持よく整備されている。 |
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紙漉き体験の方法を真剣に聞く(☆) |
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和紙に挟む飾り物を選ぶ(☆) 慎重に紙漉き(☆) |
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“秋の草押し花散らし和紙作り”(◆) |
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用意されているモミジなどの材料や、染料・金箔を使い、色紙を自分なりにデザインし漉いた。さてどのように仕上がるかな。 | ||
卯立の工芸館(☆) 工芸士による紙漉き実演(☆) |
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卯立の工芸館の卯立は写真右上の部分で、このような「妻入り卯立」は全国的に珍しいが、昔の越前和紙を生業とする家屋。卯立の工芸館は平成8年~9年に移築・改修したもので、創建は江戸中期と伝えられているそうだ。 |
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越前和紙の材料は楮(こうぞ)、三椏(みつまた)、雁皮(がんぴ)。和紙作りは材料の刈り取りから始まって、地道な幾つもの工程を経るが、工芸館では巧みな話術で説明しながら、楮を使った紙漉きをしてくれた。テレビなどで観るのとは違って面白い発見があった。 |
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◎紙漉き舟の中には材料と水の他に、オクラに似た植物「トロロアオイ」の根を叩いて水に漬けて作るドロとした液体が“つなぎ”として絶対に必要。この液は紙を重ね圧力を掛け脱水する時になくなる。冬場が紙漉きによいのは、トロロアオイ液が暑さに弱いのも一因とか。 |
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◎漉き終わるたび、紙床に濡れた紙を重ねていくが、その際、1枚毎にマニラ麻の細糸1本を敷いていた。これを忘れると脱水後1枚ずつにはがれないそうだ。 |
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【日本海さかな街】 |
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帰途のバスで、先ほど漉いた世界中でたった1枚の“マイ色紙”が配られる。乾くといい感じ。互いに見せ合っている。色紙に何を書くか、帰ってからのお楽しみだ。 |
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敦賀IC近くの「日本さかな街」でお買い物。着いた観光バス会社名がひっきりなしに館内放送される。大変な賑わいだ。確かに「街(まち)」というだけあって、広くて魚介類に限らずいろんなものを売っている。 |
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鮮魚店でお買い物 炭火に扇風機を当てて焼く「焼き鯖」 |
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“さかな街鯖ずし求めて九月尽”(◆) |
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敦賀ICから高速道で高槻に向う。恒例になったカラオケに続いて、福岡県の南蔵院、林覚乗(はやしかくじょう)住職の『おかげさま』と題するDVDを視聴。 |
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実話などを交えて、“おかげさま”という感謝の大切さなどのお話に、私語もなく全員聴き入る。心おだやかになる良い話を聴き、例会に参加できる幸せをかみしめる旅でした。 |
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<俳句>桐山俊子(◆) 永野晴朗(▽) |
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<写真>竹内一朗(◇) 見城好豊(☆) 永野晴朗(無印) | ||
<文>永野晴朗 |
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