第116回:10月 特別行事「 天橋立とコウノトリの郷を歩く

2012年10月11日(木)  参加者 86名

 第116回北摂歩こう会特別行事「天橋立〜コウノトリの郷」
 一晩中降り続けた雨もすっかりあがり、10月11日(木)7時30分、参加者86名を乗せた
大型バス2台が高槻市幸町1−1を出発する。
 恒例の車内クイズは、○×式なので、運がものをいう。予選では津田さんが
30問中27問正解。決勝戦では、仲尾さんが10問全問正解に輝く。
出題したキリマンジャロに登った人として荷宮さんが話題になる。
Q&Aのコピーが全員に配布される。

 安芸の宮島、陸前の松島と並ぶ日本三景のひとつ丹後の天橋立に到着。
まず、バスが急坂を登り、成相寺にて全員下車。庄子さんのリードによる
ストレッチ体操の後、尾崎さんを先頭に全員が傘松公園まで、ゆるやかな坂をくだる。
雨上がりの清澄な空気がおいしく、心身がすっきりとし、さわやかな気分になる。

 そもそも日本三景は、江戸時代、林羅山の子、林鷲峰(がほう)の発想と推奨に始まる。
天橋立は、長い歳月をかけ、日本海の風波が湾の奥へ砂を運び、一方山のふもとから
川が砂を押し流し、双方が寄り固まって伸びた「砂嘴(さし)」だ。
天橋立は、日本では湾内の砂州として唯一のものであり、一帯には約8千本の松が
生えている。
 傘松公園での股のぞきで、天橋立の絶景を楽しむ。まさに、一瞬に永遠を見る思いだ。
記念撮影は、目新しい顔が多く見られ、4組に分かれて実施する。
 中腹の傘松公園から平地までは、10数人がケーブルリフトで下りたが、大半の仲間は
ゆっくりと慎重に歩いて下りる。左側の宮津湾、右側の阿蘇海に囲まれた天橋立3.3kmの
歩道(舗道と砂利道)を全員が自然の景観をじっくりと味わいながら前進する。
道中、羽衣の松、夫婦松、大正・昭和天皇お手植えの松、天橋立神社、磯清水、
与謝野寛・晶子の歌碑、廻旋橋などが印象に残る。

 
 
 
 
 
 
  橋立大丸で昼食の後、一路、バスで豊岡のコウノトリの郷へ。コウノトリ文化館には、
阪本勝・元兵庫県知事の額が掲げられている。「ほろびゆくものは みなうつくしい。
しかし ほろびさせまいとするねがいは もっとうつくしい」
 1971年、日本の空からコウノトリの姿が消えたが、1985年、日本は豊岡のコウノトリを
ロシアから頂き、復活させてきた。コウノトリ郷公園では2005年から試験放鳥した
コウノトリが豊岡の大空を舞っている。
現在、オス47羽、メス50羽の合計97羽が飼育されているという。
 現に私達の目の前で、数羽が佇んで、時折姿勢を変える。圧巻は、風に乗って優雅に
天空を舞う2羽のコウノトリだ。まるで私達を歓迎するかのごとく、悠然と低空を舞ってくれる。
なんとも美しい。これでやってきた甲斐があったというものだ。

   
 帰途のバスの車中で、井上清司さんの日本アルプス登山のビデオを楽しむ。
18時30分、無事幸町1−1に到着し、即時解散とする。

 天橋立を歩き、コウノトリを見るという一石二鳥の貴重な体験を味わえた実に良き
特別行事となる。秋の終日を共に過ごして頂いた86名の元気な方々に、心より感謝致します。
自然と人を敬愛し、仲間と共に楽しく歩く「北摂歩こう会」であり続けたいと切に願う次第です。


天橋立股のぞき』前で記念撮影
 



高槻1
20名参加されました。

ありがとうございました。

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高槻2
25名参加されました。

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茨木摂津・他1
20名参加されました。

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茨木摂津・他2
17名参加されました。

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 文 : 辰巳 寛康
       写真 : 平 英一・竹内 一朗  
構成 : 庄子 義明