◇第77回例会　　摂津峡～萩谷総合公園

2009年4月9日(木）　　参加者64名

4月9日(木)　真っ青な空と満開の桜のもと、健脚64名が地元のアクアピアに参集。最高齢は80歳の高須様。約200mの高低差のある山と谷の登り下りを繰り返すタフなコースを楽しみながら踏破する。
　アクアピアの桜をバックに仲尾会長による記念撮影。田村幹事によるストレッチ。　

アクアピアの櫻

ストレッチ体操

高槻支部（1）の皆さん

高槻支部（2）の皆さん

茨木摂津支部、他支部の皆さん

　アクアピアから芥川に沿って北上し、摂津峡公園へ。白い雪柳と黄色い連ぎょうに見守られ、公園の土地を提供された市川家の側を通り、桜広場へ。

芥川沿いの遊歩道を行く

　ここから名勝摂津峡の山道にはいる。
　左手に山桜、右手に渓谷のせせらぎ。時折、うぐいすの声。

　岩盤に埋め込まれた山口誓子（｢天狼」主宰）の句碑。

「流螢の自力で水を
　　　　　　離れ飛ぶ」

　顔馴じみの茶屋の老主人に会釈。小振りながらも白滝は健在だ。

　少し登って、屏風岩にハイタッチ。谷間の分岐点から北北西に進路を取る。高い杉の木立の中、汗ばんだ身がひんやりとしてくる。森林浴だ。
　急坂を蛇行しながら登り切ると、眼前に萩谷総合公園の野球場が現われる。今回、これを真っすぐに登り切る健脚の行列が出来たのは、心強い限りだ。

　少し歩を進め、屋根付き相撲場、若木の桜のある広々とした多目的広場に至る。ここで、約1時間、昼食をとり、お互いの懇親をはかる。近くに改装された子供広場もあり、ハクモクレン(こぶし)に似た「たむしば」も咲いている。

萩谷総合公園

芝が美しいサッカー場の一段と高い所へ。東海自然道の立派な木製の掲示板。東海自然道は、箕面の明治の森から東京の明治の森までのハイキングコースだ。北摂では一般コースと健脚コースがある。なみはや国体記念の彫刻「スパイラルアーチ」をバックに全員を一堂に会しての記念撮影を実施。

国体記念の彫刻「スパイラルアーチ」の前で

　急坂の東海自然道をゆっくりとくだり続ける。谷川の周辺に冬に赤い実をつける青木が群生している。いよいよ胸突き八丁にさしかかる。かなりの段差のある急坂を一歩一歩しっかりと登ってゆく。
　第2青少年キャンプ場に到着。息が上がっている人も見受けられ、充分な休息をとる。
「空に星。風に詩。森に生命。子どもに輝き。この美しさを残したい」　キャンプ場スタッフの願いを込めた木製の造形物が今にも壊れそうで痛々しい。

高台の展望デッキから、高槻、枚方、生駒を一望する。
　ここから急坂を下り、クヌギ谷・もみじ谷を経て、桜広場に戻る。ライオンズクラブ寄贈のやすらぎ亭にて市街地の眺望を楽しみ、一時解散とする。自然と拍手が沸く。健脚万歳。歓喜の短歌一首。

「健脚と　峰尾根麓　踏破して
　　　　　　　このたまゆらよ　気品の桜」

　　　　　　　　　　文責　　辰巳寛康
　　　　　　　　　　写真　　仲尾富三・田代瑞恵