首都圏支部
作成 田口春一郎
                      
平成30年11月の松愛川柳句会
日  時
11月27日(火) 13時~17時

句会会場   港区生涯学習センター302号室

参加会員  青野 進(千葉市)、藤野勝利(台東区)、浜本音一郎(横浜市)、
戸谷輝夫(取手市)、伊達博良(世田谷区/投句・選句)、
吉永 勇(板橋区/投句・選句)、

                      以上 6名


つぶやき   先日、亡き妻の納骨を執り行った際に墓の中を覗く機会に出会った。
墓の拝石を開けると、妻の骨壺の隣に雨上がりの淡い太陽の光線に
照らされた空間がポツンと目に入ってきた。どうやら其処は将来の私の
居場所らしい。暫く見入っていると、その居場所が私を招いている様にも思える。
 そして遠い昔の母胎への郷愁にも似た安らぎに包まれた。この不思議な安らぎは一体何だろう。亡き妻への感傷だろうか、それとも老いの幻想だろうか。

そうだ、居場所が決まれば急ぐことはない。精一杯ゆっくりとこの世を楽しもう。

                死んだあと生まれる前と同じこと
                                           <浜本雀子 記>