総勢 9名
ウエルピア駐車場組は4名、車1台で松山自動車道に隣接する石鎚山オアシスに、合流時刻の9時半過ぎに到着しました。
西条、東温からの車は先に到着しており、そこでミーティングの後、車3台でウォークスタートの湯浪休憩地に移動、いきなり200mの石段から始まるウォークはスタートしました。
四国霊場八十八番の中でも一番の難所と言われる横峰寺詣には、例年ですと、山頂まで車を利用する方法もあるのですが、四国遍路開設1200年の節目の年、空海は「道場への立ち入りに車の利用は以ての外」と、車道の封鎖(土砂崩れ)をしたようで、バスの姿を一台も見かけませんでした。 従って、満開の石楠花を見に来た人は、車を降りてひたすら歩くしかないのであります。 距離は2.2kmと短いのですが、平坦な個所が殆どなく、杭を打ち、丸太を横にして土砂を敷き詰めた階段の道あるいは、石を置いて階段にした上り道だけでした。 時折降りてくる人に「山頂には素晴らしい景色が待っていますから頑張って下さい」と声をかけて貰えるのを励みにして、200mごとにある標識を頼りに、アゴを出して上を見るか、下を向いてひたすら歩きました。 四国八十八ヶ所霊場59番札所の石鉄山福智院横峰寺参拝は、正午少し前、2.2kmを2時間かかったのですから、ウォークの厳しかったことはお察しいただけると思います。 昼食は、写真の場所からさらに600m上った、奥の院と呼ばれている「史跡星の森」標高870mの地点で杉材の伐採作業が行われている場所で、杉丸太に腰を降ろして弁当を食べていると、機械が下りて来て、私たち一行に退去を命じました。 食事が終わると、急な下りの坂道が足や膝や腰にどんな影響を与えるのか、少し不安を抱きながら、早い人は、上りの半分の所用時間で、湯浪の休憩所に戻りしました。 全員が揃ったところで、大野世話人から、次回は当初65回のウォークを予定していた瀬戸風峠の山道を歩きたいという挨拶があり、解散しました。
出発地点の小松「石鎚山オアシス」駐車場で大野世話人のコース案内を聴く一行です。 この場所は、松山自動車道石鎚サービスエリアの山側に位置します。この場所より横峰寺登山口の湯浪まで車で移動しました。
ここは、登り始めの比較的ラクな所で、道幅も広く、陽も差し込んでいます。 この先、平坦な個所が殆どなく、杭を打ち、丸太を横にして土砂を敷き詰めた階段の道、あるいは石を置いて階段にした上り道だけだという予想はしませんでした。
難行苦行から解放されたのは、横峰寺の山門の向こうに見えた満開の石楠花でした。 社務所で窺うと、一番の見頃だそうで、良い時期にお参りされましたと褒められました。 横峰寺の開基は修験道の開祖役小角で、弘法大師が石楠花の木に刻んだ大日如来が本尊として安置されており、石楠花は寺と特別関係の深いことを知りました。
写真は登山口の湯浪休憩所で全員の無事下山を確認した瞬間であります。 車道が通行止めのため、石楠花の満開のこの時期、土曜日にもかかわらず、人出は思いの他少なめでありました。 大野世話人は、次回6月のウォークは石手寺の近く、瀬戸風峠であることを告知して解散を宣言しました。 万歩計は12,000歩程度なのに、足の重いことは想像以上でした。