第58回 歩こう会『長浜・白滝』ウォークが予定通り行われました。 歩く舞台は、大洲市の肱川河口の長浜と河口から6k上流にある白滝でした。 白滝は、県下でも紅葉では人気の高いスポットですが、何分傾斜が酷い遊歩道 がネックとなって、敬遠しておりましたが、比較的若手会員を揃えてアタックしました。 JR白滝駅には、日本一という看板も目に入る白滝、野口雨情はこの滝が大変気に入り 10回程度訪れたそうです。 参加者は全員、雨情の気持ちが分かるとい感想を持ちました。 そして、日本でも数少ない長浜の可動橋の赤橋も印象的でした。
県内で、南予・中予・東予と場所を移してのウォーク、今回も南予で、肱川河口付近、最盛期は過ぎておりましたが紅葉はまだ色鮮やかで、白滝とのコントラスを満喫したウォークでした。
また、晩秋から早春にかけて、条件が揃えば、大洲盆地で発生した霧が、台風並の速さで肱川河口に流れ出る、世界的にも珍しい気象現象の「肱川あらし」にぼんやり浮かぶ赤橋は冬の風物詩です。昭和10年生まれの赤橋、日本でも最後の長い橋の可動橋を見物できた参加者からは、郷土が誇る文化遺産はすばらしかったという感想が聞かれました。
白滝には、七つの滝があると聞きました。 しかし、野口雨情が「雄滝雌滝と別れておれど 末は一つの川になる」と詠んだように岩肌に向かって右側を流れ落ちる雄滝と左側の雌滝の二つが白滝と言っても過言でないと思いました。 左の写真は雄滝です。
「秋の白滝、木と木のもみじ、山に錦の幕をはる」と野口雨情が絶賛した、 美しい滝と紅葉の見事さは格別でした。 .戦国末期、土佐の長曽我部勢の侵攻に遭い、この地にあった米津城が 落城した際 に城主の奥方の”瑠璃の方(るりのかた)”が滝壷に身を投げた と伝えられる滝が正面の雌滝です。 ここでは毎年11月23日に瑠璃の方を供養する”るり姫祭り’が催行されるそうです。
現存する中で稼動するバスキュール(跳ね上げ) 式道路可動橋としては、日本最古です。
現役で動く我が国最古の道路可動橋(バスキュール式鉄鋼開閉橋)は昭和10年8月に完成しました。 延長226m、 開閉部分の長さ18m、重さ82トンです。 建設当時は、 船による輸送手段が重要であったため、船が通るたびに開閉をしていましたが、現在では点検・観光として日曜日の午後一時に写真のように開閉します。