第10回 愛媛・高知地区 歩こう会のご報告
Last updated : 18/05/2005


第10回 愛媛・高知地区 歩こう会のご報告

第10回の歩こう会「西日本最高峰 石鎚山登山」が予定通り実施されました。


日   時:  2005年5月14日(土) 集合7:00〜解散17:15
参加人員:  総勢12名
天   候:  うす曇り/気温は山頂付近で約10℃程度 登山に最適。
徒歩距離:  約10km
感   想:
出発点の土小屋から正面に見た石鎚山の山容は、実に険しい岩山で自分たちを寄せ付けないようにも思え、緊張しました。
今年は、遅くまで寒く、積雪も例年より1m多く、GWまでは登山道には雪があったそうで、残雪の沢の横断は、高山の気分が格別でした。
霊峰石鎚には、多くの老若男女が登っており、限られた広さの山頂は、
集合写真も順番待ちで、食事も数名づつに分かれてといった混雑ぶりです。
険しい坂道に、上がる息遣いを和らげてくれたのは、山頂近くまで元気に鳴いていたウグイスの声と、谷底から吹き上げる涼風でした。
今年は遅くまで寒さが続き、山頂付近に咲くアケボノツツジ、イシヅチサクラは見頃でした。一方、カエデはやっと芽吹きはじめたところで、拡がる山肌はすべてが新緑で覆われていました。
愛媛県に住んでいても、登山愛好家を除けば石鎚山登山の機会は貴重で、それだけに登頂の感激は大きく、帰路、遠くより険しい山姿を仰ぎ見てなお一層喜びを感じました。

                                  
↑西日本最高峰登頂を果たした仲間(彌山頂上にて)
後方左より金子、前田、石川、樋田、曽根、西本、菊地、鈴木
前列左より宮川、北沢、中藤、河渕の各会員 



【ポイント説明】
午前9時 土小屋駐車場でのミーティング風景

集合場所の砥部町陶芸館から77km車を走らせた標高1492mに位置します。 
ミーティングの内容は、北沢世話人から頂上真下の鎖道を登る時は、両手・両脚の4つの内3つは絶対離さないこと(3点支持)など、生死に拘る事項を含む15の注意がありました。
スタートして、1.8kmの第一休憩ポイントです。

まだ皆んなの顔には余裕があります。

亜寒帯林のシラベ、ダケカンバとウラジロモミ林が混在する登山道から、眼下に広がるブナ林(冷温帯林)の美しい新緑を眺め、一息つきました。

天気はうす曇り、微風で登山には適温でした。
←写真(左)休憩ポイントを過ぎ、しばらく行くと雪渓に出会い、さらに前進すると急な石段になり、別の登山者から「頑張って」と声をかけられても、足が言うことをきかず、臨時休憩となりました。

正確には、健脚のご三家(石川、鈴木、金子の3会員)は元気はつらつ、後続者を見捨て先に行ったのでありました。

この坂は、まだ序の口でありました。
←3.6km地点から見た石鎚山の山頂です。

垂直に切り立った岩に、初心者には「本当に登れるのだろうか?」という不安が過ぎりました。

この先に一の鎖、二の鎖、三の鎖と続く鎖道がありますが、全員迂回路を選択をしました。

すぐ後ろの子供づれの一家は、小学生の男の子と父親は鎖道を行きました。
迂回路にさしかかると、誰も声が出なくなり、ただ黙々と上を目指しましたが、疲れは容赦なく、100m歩いては休憩、次は75mで休憩の有様でした。

最後は、四つんばい状態、まさに三点支持を厳守して山頂(彌山)に到着しました。

まず、誰もが左上にある石鎚神社の社に参拝しました。

健脚組と最後尾は時間にして、30分の差があったと思われ、全員が到着した時には、計画より35分早くスタートした余裕はほとんど使い切っていました。

霊峰石鎚には、エコツアーの団体、家族づれが大勢登っており、車座になって弁当を食べる場所は確保できませんでした。

昼食後に記念写真を撮影し、鈴木・菊地会員が写真右側後方にある天狗岳登頂に遠征、無事帰還するのを待って下山を開始しました。

登山ガイドに引率されたエコツアーの団体に、休憩の度に抜かれたり、抜き返したりで、そのガイドさんと仲良しになりました。
頂上を12:45に出発、1km下った所に石鎚神社の鳥居がありました。

この場所が面河から車で石鎚スカイライン経由土小屋から登るコースと西条からロープウェイを使い、成就社経由の登山コースとが合流する地点です。

この地点まで来ると皆んなの顔にも余裕が戻っておりました。

上のガイドの仲間が、ロッククライミングのために入山しているはずという話があり、頂上の方を眺めおりますと、天狗岳の下に豆粒のような赤いポイントが見つかりました。
全員無事に石鎚山登頂を終え、標高1492m(伊予の国)にある石鎚神社の
分社前に勢揃いした会員です。

疲れよりも西日本最高峰の霊峰石鎚山に登った「自信」と「満足」が顔に出ているように思われます。

帰路は、面河ふるさと市場で休憩を取り、砥部陶芸館には予定より約50分早い17:00頃に到着、解散しました。

石鎚写真館(山姿と花)

↑土小屋から見た石鎚(中央) ↑天狗岳(中央)彌山(右) ↑彌山頂上から見た天狗岳
↑アケボノツツジ ↑イシヅチサクラ ↑オオカメノキ

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