第72回 香川歩こう会活動報告1)日 時 平成26年9月23日(火) 9時00分~18時00分 晴れ 2)場 所 箸蔵街道(JR財田駅から箸蔵駅までの箸蔵街道を歩く) 歩行距離 13Km 歩行時間 約5時間 3)参加者 7名 4)概要 9時にJR琴平駅に集合し、JR財田駅まで移動。本日のコース説明後、9時50分から箸蔵街道を 歩き始めました。高低差600mの山越えをして箸蔵寺までのタフなコースです。事前のアナウンス が厳しかったのか通常の半分、7名の参加となりましたが、健脚が揃いました。彼岸花の咲く田園 の道を過ぎ、木漏れ日のある参道を休憩を挟みながら2時間程で山越えをし二軒茶屋に到着しま した。昼食、休憩後箸蔵寺に向けて12時40分に出発。二軒茶屋からはだらだらとした下り参道で 1時間40分で箸蔵寺本殿の裏口に到着しました。本殿にお参りをして、300段程の石段を降り、 社務所前で休憩を取り、ロープウェイを横目に見ながらJR箸蔵駅まで50分程歩いて下りました。 健脚揃いの為か予定時間よりも1時間程早く到着しました。駅の近くで買ったアイスクリームが汗 ばんだ体にしみました。本日は28,000歩の歩こう会でした。 【箸蔵街道】 箸蔵寺はこんぴらさんの奥之院とも呼ばれ、こんぴらさんに参拝した人は箸蔵寺にもお参りした ものです。箸蔵街道はこうした参詣人のための街道として栄えた道で阿波街道の猪の鼻越えと 共に当時の重要な交通路でした。毎日20~30人ずつが列をなしてこの街道をつぎつぎと行き来 したそうです。また、農繁期前後には何百頭もの借耕牛が鈴を鳴らして通ったといいます。 二軒茶屋と呼ばれた所は昔茶店が二軒(大国屋・福島屋)あり、他に民家も二、三軒あったそう です。今では茶店も姿を消し、たった一軒残った民家で最近まで炭焼きの老夫婦がひっそりと山暮 らしの日々を送っていました。 【箸蔵寺】 四国別格20霊場の15番札所。「こんぴら奥の院」ともいう。本殿は国指定重要文化財。 箸蔵寺では中心建物を本殿と呼び、仏教と神道が一体となっていた時代の様相を色濃く残して いる。建物は外陣、内陣、奥殿からなり、山を背に建てられているため、外陣向拝部の地面から 奥殿仏間の床までの高低差は11.38mある。入母屋造の奥殿と入母屋造の外陣を切妻造の 内陣で繋いだ複合社殿形式で全国的にも最大級の規模を有する。細部の意匠が特に優れており 組物や彫刻が多用されている。安政元年(1854年)以降に着工され、文久元年(1861年)まで に一部の制作を残しほぼ完成したといわれ、全てが完成したのは明治初頭といわれる。 このような大規模で装飾的な社殿建築は四国にも類がなく、その時代の建築を知る上で貴重な 建造物である。 記事・八木 写真撮影 大坪・八木
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