富士登山                                                

7度目の富士登山

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2007年7月25日に7回目の富士登山を行いました。そのときの経過は次の通りです。
きっかけは今年数え年70歳になるのを期に7回目の富士登山を思いつきました。
70歳で2007年7月7日7回目の登山すると「7」が続くので何かよいことがあるかもとおもい決定しました。
「歩こう会」のメンバーに話すと是非一緒に登りたいとの声が上がり希望者が多そうだったので往復の交通機関としてマイクロバス(27人乗り)の利用を計画しました。最終人員の確認段階で体力に自信が持てないとの理由で参加者が減り、グループでの登山は断念しました。私共夫婦のみで自家用車を利用して行くことにしました。
その後 どうしても 登りたいとの強い希望者が4名現れたので交通機関に9人乗りジャンボタクシーを利用して6人のグループで登山することに決定し、YTさんにタクシー会社の手配・交渉をお願いいたしましたました。
行動スケジュールは小生が過去の経験を参考に立案し、山小屋の手配等をさせていただきました。
4人はいずれも富士登山は初めてですが日頃近くのフイットネスクラブでのトレーニングと毎日の散歩で体力の維持向上に努めておられ体力に自信のある方ばかりでしたが、私共夫婦は日頃のトレーニングをしていなかったので一抹の不安がありました。
6人とも60歳を過ぎた高齢者なので「無理をしない・何事もマイペース」をモットーに行動する事にしました。
往復の交通機関が借り切りのため時間の制約が無いため焦らずに行動が出来ました。
登頂日を2007年7月7日と思っていましたが、はじめて富士登山をする人の為に天候の安定している7月下旬の平日で選択して7月25日(水)に決定しました。
また、「須走口」imge002については傾斜がゆるやかでツアー客の利用ないためあまり混雑なく、下山に当たっては砂走りimge011があるので膝への負担が少なく高齢者の登山には最適であります。
なお 私が過去2回登っておりますので勝手がわかっておりました。
7月23日20時に高松市内のYTさん宅に集合し、20時30分 ジャンボタクシーにて高松中央ICより
高松道ー淡路鳴門ー明石大橋ー山陽道ー中国縦貫道ー名神ー東名を経由し、御殿場ICに向かいました。
途中 「淡路」「多賀」「浜名湖」「富士川」のサービスエリアにてトイレ休憩、給油をおこないました。
御殿場ICを出て国道138号線を北上し「ふじあざみライン」を通って須走口の五合目駐車場に向かいました。
途中の天候は曇りで山の頂上は雲に隠れておりましたが五合目の駐車場から上はすっかり晴れて富士山が頂上までくっきりと見えるすばらしい晴天でした。
私の計画では7時頃の到着を想定しておりましたが2時間も早く到着しました。さすがプロの運転手です。
「東富士山荘」imge021での朝食の準備が出来る間に小富士を見に行きました。(山小屋の主人に強く勧められた)登山道の階段の手前右側にある「小富士遊歩道入り口」imge020を入って木立の中を約20分ほど歩くとぱっと目の前が開けて「小富士」とその前方に広がる雲海が目に飛び込んで来ました。
旭に照らされた雲海はすばらしいの一語でした。振り返ると全員が「うわー!」と大歓声を上げました。
それは青空の中に今日登る富士山の全景imge004がくっきり見えたからでした。
小富士遊歩道散策から戻り 朝食を摂り登山の準備をしながら高所順応を行いました。一気に登ると7合目か8合目で「高山病」を発症する可能性が大きくなります。朝食の後休憩中に二十歳代の二人連れの男子が7合目で高山病を発症し登山を断念して下山してきました。
私たちは5合目到着から約3時間経過し十分高所順応出来たので8時から登山を開始しました。
山小屋前から舗装された登山道を進み、階段を上ると「小御岳神社」の社がありました。登山の安全を祈願し、社の右側から登山道に入り、道の端に設置された「登山道」の案内標識に従い、木立の中の登山道を進むこと約100分で新6合目長田山荘imge022(2450m)に到着、小休止の後、本6合目の瀬戸館imge024(2700m)に向かい、60分後の10時40分に到着。次の7合目の「大陽館」imge023(2920m)には80分後の12時に到着。
軽い昼食をとり小休止の後本7合目見晴館imge025(3250m)に110分後の13時50分に到着。
8合目江戸屋imge026(3350m)、本8合目胸突江戸屋imge027(3400m)で小休止をとった。
当初 「胸突江戸屋」にての宿泊を考えたが少しでも頂上に近くて混雑しない事で次の8合5勺御来光館imge028(3450m)での宿泊を決定した。16:15に到着出来た。
5合目を出てから8時間15分要した。若い人の1.5倍の時間を要しました。途中の歩行スピードが高度が上がるにつれて落ちてきましたが、短い休憩を繰り返し摂りながら十分な水分補給し疲労回復に勤めながらマイペースで行動しました。
YTさんが用意された食べる酸素携帯酸素より効果があったように思います。
6時頃早めの夕食(定番カレーライス)kareをとり就寝する。8時消灯 なかなか寝付かれなかった。
翌25日早朝、頂上でのご来光(4時37分頃)を拝むために小屋を2時頃出発しなければならない。
荷物の一部を山小屋に預けて出来るだけ軽くした。朝食の弁当をもって山小屋を後にした。
河口湖口からの登山ルートと重なっているため登山道は少し混み合っていたが3時半頃頂上に到着。
気温は約4℃でした。久須志神社に参拝して ご来光を待った。
幸い雲もなく4時37分ご来光を拝むことが出来た。まもなくガスが発生して雲に隠れたがガスのフイルターを
通してみる太陽が幻想的に見えました。
お鉢まわり1周を予定していたが雪のため通行が規制されて居たので剣が峰まで右回りで半周し、
6時、富士宮側の頂上にある浅間大社奥宮に到着、参拝の後、持参した朝食の弁当を食べた。
頂上富士館imge030(3740m)で頂いたみそ汁がおいしかった。(400円で少し高かった?)
食後 私共夫婦を除く4人は馬の背imge017を通り剣が峰に登り6時50分に3776mの最高点に立ちました。
剣が峰立ったときはガスがかかり視界が悪かったがしばらくしてガスが晴れて、火口や四方の展望が出来たとの事でした。
その間に、かぞえ年で70歳以上の登山者として奥宮に登拝記帳を行い記念品(御神酒と扇)を頂きました。
扇には富士山本宮浅間大社頂上奥宮社殿の扉に刻まれている「國鎮無上嶽」の文字が複写されております。
7時過ぎに奥宮を後にして須走下山口に向かいました。8時頃より下山を開始しました。途中 「御来光館」に立ち寄り預けてあった荷物を受け取り7合目下の砂走り開始点(2890m)ルートに向かいました。
ここから砂払い5合目「吉野家」imge029(2230m)まで高低差約660mのルートを駆け下りました。
こから高低差270mの5合目登山口までの樹林帯を進みます。2006年からルートが整備されて大変歩き易くなっておりました。また トイレもすべて有料ですが水洗バイオ式に変更され気持ちよく利用できました。
五合目駐車場に到着したのは12:30で下山開始から所要時間は4時間30分でした。
5合目の駐車場で小休止の後、御殿場温泉会館で温泉に入り登山の埃を落としました。
この温泉は天気の良いときは浴槽の窓から富士山を頂上まで見ることができますが残念ながらこの日は頂上付近が曇っていて勇姿を見ることが出来ませんでした。
御殿場市内のレストランで遅めの昼食をとりながら懇談の後、16:00に御殿場ICより東名高速に乗り帰途に
つきました。途中渋滞もなく予定通り24:00頃 無事高松に帰着いたしました。
富士登山から帰宅して2−3日は大腿部の筋肉痛がありましたが今ではすっかり元の状態になりました。
来年「2008年は8月8日に8回目」の富士登山を決行したいと思います。
体力を考慮して移動は昼間のみとし、山小屋2泊の超ゆったりスケジュールを考えたいとおもっております。
    平成19年8月15日 
                                         四国支部 樋笠竹志 記

【スナップ】
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須走登山ルート
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五合目からの頂上を望む
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朝食中のメンバー
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小富士から見えた富士山
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6合目から本6合へ
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7合目から8合目へ
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8合目の残雪
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8合5勺からみた影富士
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ご来光を待つ登山者
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4時37分のご来光
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浅間大社奥宮前で
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在りし日の日本最高点
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火口内の残雪
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須走・吉田口頂上の全景
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温泉ですっきり
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國鎮末廣

最後まで閲覧ありがとうございました。