第175回 3月例会 <時代を変えた「近江の鉄砲鍛冶・国友」>


◆ 実施日    : 2016年 3月17日(木)  時 間:10:00 ~15:30
◆ 実施場所 :  滋賀県長浜市
◆ リーダー : 森田 龍二 さん
◆ 参加人員 :  32名(うち家族会員4名)
◆ 天 候     : 快晴 気温:18度(正午)   
◆ コース     : JR虎姫駅~五村別院〜姉川河川敷〜姉川堤防国友口〜国友鉄砲の里資料館・市街 
          (昼食)〜神照公園~八幡宮(解散)~大通寺~JR長浜駅     (歩行3時間 8km)
 
◆ 経 過(概要)
 ・JR虎姫駅前に10:00集合。木造建築の立派な駅舎で洋風のレストランがある。駅前広場には虎姫名称由来の
  石碑彫刻が有り、トラファンの関心が高いとか?
 ・本日のリーダーより挨拶と初参加2人の紹介後、コース説明とともに病後歩行に慎重を要する人たちへの安全、
  助け合いをお願いした。
 ・軽いストレッチ体操後、当地出身の世話役の案内で出発する。
 
  ・駅前通りや商店街はかつての面影は無く、課題いっぱいの現状を話題にして並び歩く。
 
 ・大伽藍の浄土真宗寺院「五村別院」に到着。各々説明案内板やゆかりの人物の像でこの地域の歴史を考え想像
  して納得する。

 ・姉川の新大井橋を渡り河川敷公園で小休止。気温の上昇に合わせて衣服の調整を行なった。
 
 ・そのまま河川敷の区画整備がされた田畑の路を歩く。にんにく栽培が盛んなようで目立ち、収穫は6月とのこと。
  花盛りの紅梅も眺めて最後は河川造成工事のぬかるみを上がって堤防道に出る。
  集められた沢山のお地蔵さんを見て通り、やがて吉川英治碑と橋標が有り、そこを下って国友の町へ入る。
 
 ・「国友鉄砲の里資料館」へ着き、吉田館長のガイドで館内展示品の解説を聞き、その後町内の案内を受けた。
 ・近江の鉄砲鍛冶の歴史は古く、なんと種子島に鉄砲が伝来した翌年の1544年に作り始められていることに驚く。
  難関だったネジ切りの技術の独創的開発の他、諸々の技術の集大成が今日にも生かされている。
  性能抜群で100mは直進するという。50m先の標的に命中させる競技が有り良い成績が得られているという。
 ・信長、秀吉、家康と続いた戦乱の時代に活躍した火縄銃も、その後装飾化し銃器が進歩しなかったのは平和
  だった証拠とのこと。
 ・また江戸期には、東洋のエジソンと言われる国友一貫斎が、西洋の反射望遠鏡を独自の材料と製法で製作して
  太陽の黒点や土星の輪等などの天体観測を行い記録したという実績を残している。
 ・資料館は町の人達で運営し、鉄砲など展示物は住人の私物を提供しているとの事。館前の通りの路面はきれいに
  舗装されており、電線も埋設されて電柱も見当たらず整然とした街並みを保っている。
 
 ・自治会館前の小公園で昼食を摂った後、長浜に向かう。遠くに山頂白く広いすそ野の伊吹山を眺めながら広々し
  た田園地帯を抜け長浜市街地の神照運動公園で小休止する。
 
 ・街中の水路の側道を通り「長浜八幡宮」へ到着した。参加者メンバーの意見もあり そこで次回の大阪城公園の
  案内を行い、大通寺前で流れ解散する旨の挨拶を行った。
 
 ・大通寺表参道で駅直行グループと参拝グループに分かれる。参拝グループは、長浜別院「大通寺」を参拝後 
   大手門通りを経てJR長浜駅に到着した。
 
  ・次回 4月7日(木) 176回例会 「大河ドラマの舞台『花の大阪城』を極めよう」 集合:JR森ノ宮駅 10:00 


集合場所のJR虎姫駅前


浄土真宗寺院「五村別院」に到着


伊吹山を眺めながら国友を目指す


「国友鉄砲の里資料館」に到着


館長の熱弁を聞く


資料館内部の展示品


資料館前で集合写真


館長の案内で町内を見学開始

 
溝蓋も粋!


鉄砲づくりが始まった由来を書いた石碑

 
さらに町内見学を続ける


東洋のエジソンと言われる国友一貫斎の屋敷

 
町おこしで作った望遠鏡をもつ少年の像

 
自治会館前の小公園で昼食

 
田園の中を長浜八幡神社に向かう

 
長浜八幡神社に到着 ここで仮解散