・ 常夜灯背景に記念写真を撮り出発。峠には茶畑があり整然と手入れされた緑が美しい。
県境の石碑を見ながら近江の国から伊勢の国へ入る。 |
・ 鏡石を過ぎると急な下り坂。古くからの石畳道、馬の水飲み跡、芭蕉句碑「ほっしんの初にこゆる鈴鹿山」の
説明を聞く。 |
・ 危険の表札がある片山神社着。江戸時代には鈴鹿権現と呼ばれ往来の人々の守護神と敬され、山賊退治
した坂上田村麻呂・鈴鹿御前も祀ると伝えられる。 |
・ 片山神社を少し下った参道に沿って坂下宿があった。4軒本陣と100にも及ぶ宿屋で賑わったが1650年に
土石流の被害を受け、1kmほど下流へ移転し復興された。 |
・ 参道から国道へ出る。少し進み東海道自然道「坂下宿バス停」の標識に従って山道へ入る。
急なアップダウンの階段に気をつけながら森林ウォークを楽しみ、再び車道に出て休憩する。 |
・ 東海道五十三次48番目の坂下宿へ入る。本陣・脇本陣の標識を見ながら「鈴鹿馬子唄会館」着(11:45)。
暖房のきいた部屋を借用。坂下宿保存会々長の思いのこもったお話しと鈴鹿馬子唄テープを聞く。
昼食後、机椅子を元に戻し関宿へ出発する(12:40)。 |
・ 変わった名の「筆捨山バス停」があり、説明を聞く。「怪石奇岩の山を描こうとしたが雲・霧で変る風景に描く
ことをあきらめ筆を投げ捨てたことから、この名がついたと伝えられる」。 |
・ 道端のツクシや梅に春を感じながら、約一時間歩き関宿に着く(14:00)。
西の追分から東の追分の説明を聞き散策に向かう。 |
・ 関西線の関駅へ15時10分に集合しホームで解散する。15時21分発のディーゼルカーに乗り帰宅。
催行日は寒かったが晴天に恵まれ、事故なく“東海道の難所”「坂下宿から関宿を歩く」ことができて、幸いで
あった。 |
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