湖の辺歩こう会  第145回月例会 『東海道の難所 「坂下宿から関宿を歩く」』  

◇実施日: 2013年 3月21日(木) 晴  気温:8度(午前10時)
           7時50分 草津線集合 〜 13時20分 関駅ホーム解散
◇場 所 : 三重県亀山市(鈴鹿峠、坂下宿、関宿)
◇コ−ス : JR貴生川駅〜熊野神社バス停下車〜鈴鹿峠〜坂下宿〜関宿〜JR関西線関駅。
        (歩行4時間13km)
◇参加者: 33名(うち女性5名)


◇コース概要
・ JR草津線貴生川駅北口より予約のオンデマンドバスに乗車。一号線熊野神社下車。
 本日のコ−スの概要を説明。 歩行上の諸注意。 ストレッチ体操後 9時40分出発。
・ 一号線に沿って鈴鹿峠に向う。昨日から一転し気温低下、風が強く冷たいが全員元気である。
 10時丁度に「万人講常夜灯」の巨大な石燈籠に着く。
・ ここは東海道の難所で知られる鈴鹿峠。山賊が出没し旅人に恐れられたところ。
 鈴鹿越え路の古くから今日までの歴史を阿知波さんから聞く。
 


    貴生川駅より予約のオンデマンドバスに
    乗車、熊野神社前で下車         
 

         出発前のストレッチ体操
 
  

 一号線に沿って鈴鹿峠に向かう。風が強くて冷たい
 

     「万人講常夜灯」の巨大な石燈籠に着く
 

    鈴鹿越え路の歴史を阿知波さんから聞く
 

常夜灯を背景に記念写真
 
・ 常夜灯背景に記念写真を撮り出発。峠には茶畑があり整然と手入れされた緑が美しい。
  県境の石碑を見ながら近江の国から伊勢の国へ入る。
・ 鏡石を過ぎると急な下り坂。古くからの石畳道、馬の水飲み跡、芭蕉句碑「ほっしんの初にこゆる鈴鹿山」の
  説明を聞く。
・ 危険の表札がある片山神社着。江戸時代には鈴鹿権現と呼ばれ往来の人々の守護神と敬され、山賊退治
  した坂上田村麻呂・鈴鹿御前も祀ると伝えられる。
・ 片山神社を少し下った参道に沿って坂下宿があった。4軒本陣と100にも及ぶ宿屋で賑わったが1650年に
  土石流の被害を受け、1kmほど下流へ移転し復興された。 
・ 参道から国道へ出る。少し進み東海道自然道「坂下宿バス停」の標識に従って山道へ入る。
  急なアップダウンの階段に気をつけながら森林ウォークを楽しみ、再び車道に出て休憩する。
・ 東海道五十三次48番目の坂下宿へ入る。本陣・脇本陣の標識を見ながら「鈴鹿馬子唄会館」着(11:45)。
  暖房のきいた部屋を借用。坂下宿保存会々長の思いのこもったお話しと鈴鹿馬子唄テープを聞く。
  昼食後、机椅子を元に戻し関宿へ出発する(12:40)。
・ 変わった名の「筆捨山バス停」があり、説明を聞く。「怪石奇岩の山を描こうとしたが雲・霧で変る風景に描く
  ことをあきらめ筆を投げ捨てたことから、この名がついたと伝えられる」。
・ 道端のツクシや梅に春を感じながら、約一時間歩き関宿に着く(14:00)。 
  西の追分から東の追分の説明を聞き散策に向かう。
・ 関西線の関駅へ15時10分に集合しホームで解散する。15時21分発のディーゼルカーに乗り帰宅。
  催行日は寒かったが晴天に恵まれ、事故なく“東海道の難所”「坂下宿から関宿を歩く」ことができて、幸いで
  あった。
 

峠には茶畑があり整然と手入れされた緑が美しい
 

古くからの石畳道
 

   芭蕉の句碑「ほっしんの 初にこゆる 鈴鹿山」
 
  
 
  片山神社に到着
  (江戸時代には往来の人々の守護神として敬われた)   

   急なアップダウンの階段に気をつけながら
   森林ウォークを楽しむ
  

    東海道五十三次48番目の坂下宿へ入る
 
   

         「鈴鹿馬子唄会館」に到着
 
 

   「坂下宿保存会」会長の思いのこもったお話しと
   鈴鹿馬子唄テープを聞く
 

  道端のツクシや梅に春を感じながら関宿に向かう
 

  東海道五十三次47番目の関宿西の追分に到着
 

 西の追分から東の追分の説明を聞きながら散策する
 

  国の重要伝統的建物保存地区に選定された関宿
 
 
   東の追分にある大鳥居に向かってみんなで
   伊勢神宮を遥拝しました
  
 
  *コースの要所々々で、解説して頂いた阿知波さんに深く感謝申し上げます。