◆実 施 日 ：　2009年2月19日（木）

◆参加人員：　36名（内地区委員　3名）

◆経　　過  ：

�@１０：００ ＪＲ甲南駅集合　駅前にて諸連絡と森田氏指導のストレッチ体操を実施。
　甲南町ボランティアガイド渡辺氏、�d木氏、松岡氏の先導により、３班に分かれ１０時２０分出発。

�A矢川神社は甲賀の総社で土地の開拓と矢川（杣川）津の安全を守る。甲賀はかって古代寺院建立のための木材を河川を用いて供給していた地。神社正面の杣川畔に建つ「天保義民の碑」は幕府の検地に反対し、一揆により要求を勝ち得たものの、命落とした人々のメモリアルタワー。

�B新宮神社楼門は国重文。木組に精細な技巧が見られる。矢川神社楼門と共に茅葺きである。近くに新名神甲南パーキングエリアの工事現場から出土した大津宮時代の大木が保存されていた。
　木材には加工痕があり、古代の製材技術を偲ばせると共に「杣集団」の存在を示唆する。

�C寺前城、村雨城は中世の城郭跡で国の史跡。信長の甲賀侵攻に備え、甲賀武士団が構築した。土塁に囲まれた一辺４０ｍ程の主郭、望楼、堀などの跡がうかがえる。当地には全部で十箇所ほど類似した城跡があるという。

�D１２時３０分、成田牧場着。約３００頭の牛、山羊その他の動物が飼育されている。休憩所を拝借して昼食。
　　寒さもなんのその、当牧場製のソフトクリームを買う人多し。記念撮影後１３時１５分出発。

�E甲賀流忍術屋敷は日本唯一の本物のからくり屋敷。忍者秘伝「健保茶」を頂く。ＮＨＫビデオで忍者の歴史的背景を学んだ後、忍者集団筆頭格望月家現当主より時代劇のイメージとは異なる忍者の実像を伺い、屋内見学。巧妙な仕掛けや武器、道具類に一同感服。

�F帰途、一部の人は国重文・十一面千手観音坐像を有する浄福寺に詣でる。甲南駅前にてボランティアガイドの方々に謝礼を述べ、１５時４９分発電車で帰路に着いた。

�G春近い甲賀の郷の史跡を巡る全行程１０Ｋｍの散策であった。寒い日であったが３６名全員完歩し、歴史を学び、明日への健康を約束する一日となった。