第75回 「堅田・湖族の郷」を歩く

◆実 施 日 : 2006年3月16日(木)

◆参加人員: 26名(内家族会員 5名 内他支部会員 2名)

◆コース  : JR堅田駅〜堅田内湖〜出島灯台〜堅田漁港〜居初邸裏浜辺〜琵琶湖哀歌碑〜十六夜公園(芭蕉の弁碑)〜
         祥瑞寺(一休禅師)〜光徳寺(堅田源兵衛之の首)・見学後昼食〜本福寺〜浮御堂〜浪の音酒造〜湖族資料館〜
         ブォ-リズ教会経由堅田駅(解散)

◆リーダー : 森田 龍二氏   歩行距離  6Km

◆経  過  : 
     * 駅ガード下で諸連絡、ガイド紹介、ストレッチ体操後、早速に駅西方の残雪残る比良山を眺めながら断層帯に事起こ
        れば駅は5m陥没と驚かされる。
     * 小雨の中を笠をさして出発、内湖の真珠養殖を見ながら橋を渡り、湖岸沿いの旧道を辿り明治8年建立の木造の
        出島灯台に着き琵琶湖を一望する。現在も点灯している。       
     

 
     * 堅田漁港は立派で往年の繁栄が偲ばれるが目の前の水揚げはエビ、コイ、イサザ等が少量でしかもモロコは無く
        漁業の行く末が案じられた。
 
     *十六夜公園から浜辺の遊歩道を水鳥の群れを観察しつつ小雨煙る湖畔の風情を楽しんだ。雨の琵琶湖もまた絶景と
       いえる。
     *細い路地を上り寺社密集地域に入り、一休さん縁の祥瑞寺の苔庭を一巡すると濡れた苔の景色は格別だった。
       22〜34歳に修行し一休の道号が授けられた。
     *隣の光徳寺ではテープで堅田源兵衛の首の殉教由来を聞き、更にその首の頭蓋骨を拝観礼拝させて頂き、古人の信
       仰の偉大さに言葉を失った。
       正午になり雨天なので寺にお願いして本堂前の軒先階段をお借りして各自、昼食を頂いた。
 
     *昼食をすませて出発、本福寺を経て近江八景の浮御堂の参拝で記念の集合写真をパチリと撮り、おとせの浜を通り
       浪の音酒造の見学をし杜氏無しの酒造を知った。 特に学校給食の納豆まで徹底厳禁(菌の阻止)には驚いた。
     *最後に資料館を訪ね館長の熱弁を拝聴した。中世から江戸時代にかけて湖上の特権を持つ堅田衆(湖族)によって
       自治都市が築かれ、堺と同様に焼き討ちもあったとのこと。

     *ヴオーリズの堅田教会を経て予定の15時過ぎ堅田駅にて元気に解散した。
 
 
★前日は快晴、当日は予報より早く曇天、小雨、本降りの生憎の天気となった。ボランティアガイド2名の先導で総勢28名が狭い町並みを一列縦隊となって傘を片手に粛々と湖岸や名所旧跡を訪ね周った。特に由緒ある寺社が数多く在り巡礼の意も抱かされた印象深い歩きであった。
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