地元のパワースポット 『 三雲城址と八丈岩 』
 
◆今回は『三雲城』について紹介します
 私は鹿児島生まれで、これまで滋賀の歴史や名所は、全国的に有名な場所しか知りませんでした。
ところが!です。Facebookというソーシャルネットワークサービス(SNS)に、友人が投稿したニュースでとても素晴らしいスポットに出会えました。

 地元の人でさえも知らない人が意外と多い場所。それは『三雲城址』です。今回は、東海道沿いに連なる大小さまざまなお城の中から、『三雲城』の城址と、受験生必見の『八丈岩』を紹介します。
 
◆所は? 旧東海道と大砂川が交わるポイントが目印!
 
 旧東海道の細い道路(生活道路につき徐行運転を)を東に向かうと、天井川の大砂川をくぐる隧道に突き当たります。そのすぐ手前右手にある「西往寺」の標識を右折して少し進むと小さな新興住宅地に入りますが、閑静な佇まいの町内を20~30メートルほど進むと山道になります。これが三雲城址へ向かう道です。
 

西往寺の標識


八丈岩と三雲城址の標識

 
 山道を少しばかり上ると写真のような標識が目に入ります。そこが城址八丈岩への登り口になります。
登り口から八丈岩までは急な登りになっています。八丈岩で湖南の街を眺望した後、城址までの5分はほぼなだらかな尾根を歩きます。城址内は適度な広さがあるので、散策を楽しめます。帰り道の8分は緩やかな下り坂です。


登り口にあるコース案内

 
◆『三雲城』について
 
 戦国武将の六角氏が、居城の観音寺城を攻められたときに逃げ込む城として、三雲氏が作ったお城であったとの言い伝えらしいです。歴史的には1488年の築城であったとか?
1570年の織田軍侵攻により落城し、その資材は後に水口岡山城の建設に運び出されたようですが、歴史についての解説はこれ以上必要ないでしょう。
現在の城址は、石垣や古井戸がその名残を留めています。木立の中を訪ねると、森林浴を存分に味わうことができます。
城址の様子を写真で紹介しましょう。こんな感じの所です。
 
 

三雲城址の幟


古井戸跡


つづら積みの石垣跡


木立の中の散策路

 
◆見どころは何と言っても『八丈岩』
 
 今回の三雲城址散策での見どころは、何といっても『八丈岩』、巨大な岩が今にも落ちそうに傾いて立っています。これが絶対に落ちないということから、縁起をかついで受験生たちのパワースポットになっているようです。

とにかく見ごたえのある絶景ポイントです。一度訪ねて見られては如何でしょう。写真で紹介します。
 

合格祈願の看板


八丈岩1

八丈岩2


八丈岩3

八丈岩4



三雲城址の案内看板

 
 

八丈岩から見える湖南市の町並み

 
                                                2019年5月          
                            〈投稿者〉 草津市 谷迫秀行さん