絶滅危惧種の「むしゃりんどう」を守る中仙道・武佐宿


「むしゃりんどう

     ・現在では、北海道に少々自生している程度で絶滅の危機にさらされている。
     ・環境省のレッドリスト2007(絶滅の危険が増大している種)の絶滅危惧U類(VU)に登録されている。
 
私の「むしゃりんどう」への拘わりは、三年前に「むしゃりんどう」を育てる会に参加して、生まれ育った地域に貴重な花の存在を知り、何としても地域と共に守り、育て、より多くの人に「むしゃりんどう」を紹介し、絶滅の危機から逃れ、町中で「むしゃりんどう」が見られるように育てて行きたいと思ったのが始まりです。
今回は、中仙道・武佐宿の地域ぐるみで取り組んでいる「むしゃりんどうを守る」活動を紹介します。


主な活動を紹介します
 
◆苗造り(苗の育苗 6月、苗の植替え 3月、10月)
     ・380鉢の苗を30人のボランティアが育てている。
 

苗の育苗 (挿し木・実生) 6月
  

苗の植替え 3月,10月
   
◆展示会開催 6月
     ・武佐町会館、武佐宿脇本陣跡を主会場に8町(9会場)にて展示会が行われる。
     ・展示会に来られた方の中には、「むしゃりんどう」を鉢で持ち帰り自分の家で育てている方もいる。
 

武佐町会館
 

 武佐宿脇本陣跡
  

武佐宿脇本陣跡
  

西宿町伊庭邸代官屋敷跡
 

野田町
  

中仙道沿い
  

西生来町 西福寺
 

西生来町
  
 
◆りんどうウォーク 6月 (展示会開催時)
     ・8町(9ヶ所)のむしゃりんどう展示会場をウォーキング ( 距離:約6km  時間:約90分 )
     ・地域のまちづくり協議会と連携し、多くの地域住民が参加
 
 
ウォーキングマップ
 

さあーいよいよ出発!
  
 
後方の山は、西国札所観音正寺
   

武佐宿脇本陣跡でひと休み
 
◆講習会(育て方講習会で普及の輪を広げる)
     ・参加者には会員が育てた苗木・種子の配布を行っている。
     ・県外からも参加される方が増えてきた。
  

具体的な育て方の講習会
 
 
地元・他府県からの参加者
 
◆地域小学校の屋外授業のひとつに
     ・小学3年生の授業として毎年採用するようになった。
 

ボランティアの方からお話を聞く
 

むしゃりんどうの写生
  
◆PR活動
     ・地域のまちづくり協議会が主体となって推進
     ・地元TV・新聞社の取材による報道や市役所などへの玄関に展示
 
 
地元TV・新聞社の取材
 

近江八幡市役所  玄関ロビーに展示   
  
      *新聞報道
         朝日・中日・京都・毎日・読売・産経・滋賀報知
 

パナソニック松愛会滋賀支部総会でも
展示紹介(H24年)
 
 
 以上、地域ぐるみの活動を通じて中仙道・武佐宿の地域紹介とさせていただきます。
     
 後書き
     この地域ぐるみ活動のコアになっているのが、「むしゃりんどうを育てる会」のボランティア活動ですが、
     これをまちづくり協議会が大きくバックアップしていることが、地域全体の活動に繋がっているものと
     考えています。
     
 ◆むしゃりんどうに関する問い合わせ先
 
    武佐学区まちづくり協議会 (武佐コミニュティセンター内)
 
    TEL・FAX     0748−37−6017   (日・月 及び 祝日は休館です。)
    メールアドレス   musa-cc@zc.ztv.ne.jp

   
                                         2013年 1月 

                                            <投稿者>

                                              近江八幡市在住  成田傳良