「なんじゃもんじゃ」の花の木で知られる=沙沙貴神社

・近江の国の蒲生野にある「沙沙貴神社」は安土町は蒲生郡3町(竜王町、日野町、安土町)の一つで滋賀県
 のほぼ中央に位置している。


なんじゃもんじゃの花の木
〔由 来〕
   ・古来の豪族、沙沙貴山君の氏神とされていた沙沙貴神社。
      
   ・平安時代中期以降は近江源氏佐々木氏の氏神として崇拝され、以来、佐々木神社とも記されました。
 
   ・神話の時代に「少彦名神」(すくなひこのかみ)さまがササゲの豆の鞘に乗って海を渡ってきた
    伝説から「ササキ神社」が始まったと伝えられています。

   ・日露戦争の戦いで知られる乃木希典大将なども子孫の一人で、境内社とし、祀られていた。
〔参拝、観光コース〕
   ・「あづち観光周遊コースは3コース(・信長コース・万葉コース・水都コース)」があり、
    「沙沙貴神社」は「水都コース=水に恵まれた安土の都をゆっくり歩く」コースの中にあります。

沙沙貴神社入り口

  佐々木源氏発祥の地碑


「なんじゃ もんじゃ」の花  「何がこの花?」と言うのでしょうか?
「なんじゃ もんじゃ」とも呼ばれてる 正式名:「ヒトツバタゴ」なんです。
・成長すると30mにもなるモクセイ科の針葉樹で、日本では対馬と木曽川沿いしか見られないようです。
見ごろは5月中旬です。


案内のお札

なんじゃ もんじゃの花

満開の「なんじゃ もんじゃ」
〔境 内〕

乃木希典大将寄付の標
                                                                                                                       

沙沙貴神社楼門から社殿を望む

社 殿

石 碑  
 

奉納された著名人2

奉納された著名人1
 
                                                                                                      
乃木さんのお言葉

乃木希典大将お手植えの松
〔聖石群〕
・社殿の南に隣接して「少彦名神聖跡」と称して高さ3mはあろうかと思われる立石が祀られています。
 おそらくこれこそが、神代に少彦名神が降臨した場所と目され、沙沙貴神社祭祀の原点として位置付けられよう と推測されます。
・社伝ではこれを「磐境(いわさか)」と称していますが、本来、磐境というのは「多数の岩石をもって、中心石を方形や円形などに囲んだりする、配石祭祀場」のことを指す場合が多いです。

願かけ石

「少彦名神の磐境」の全景

女 石

男 石
〔干支の庭〕
・十二支の石の彫 ユニークで可愛い干支が並ぶ
 
〔呑月(どんげつ)の庭〕
・二百余種の花木が四季折々に花を咲かせる
                                    

・「なんじゃもんじゃ」の花を目当てにカメラを片手に大勢の方が見学に来ておられ、訪れた方々、皆さん口々に”今年も見ごろに来られてよかった”と感激されておられました。

〔アクセスmap〕

<NO,5>
    所在地:滋賀県蒲生郡安土町常楽寺1番地

    交 通:JR琵琶湖線 安土駅から徒歩10分

取材:真野 正宣  2008年5月