紅葉の名所 湖東三山 |
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◆ 百済寺(ひゃくさいじ) | |
湖東三山のいちばん南に位置する近江の最古刹。 推古十四年に聖徳太子の御願により、創建された寺院で、太子自らが彫った十一面観音像が当初ご本尊でした。御堂は百済国の「龍雲寺」を模して建てられたものでした。平安期には天台寺院として隆盛を極めましたが、その後の自火や兵火によって一時は僧坊三百余りを数えた山内もほぼ全滅。 江戸時代以降は、復興に復興の連続でした。現在は本堂、仁王門など整備され周囲の自然と呼応し、美しい姿を見せてくれています。 |
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●千年菩提樹 |
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●仁王門 現在の仁王門は、慶安三年の本堂の竣工と同時期に建立。三間二間で一対の金剛力士像が向かい合う。 |
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<仁王門> <参道> |
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●参道 |
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●喜見院の庭園 池泉回遊式ならびに鑑賞式庭園で、庭の東の山には弥陀・観音・勢至の三尊をはじめ各菩薩に見立てて石を配している。 紅葉の時季の眺めは、とてもすばらしいものであり、観光客で多いににぎわう場所である。 庭園の頂からは、五十キロ先の比叡の雄姿を背景に湖東平野が一望できる。 |
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<喜見院の庭園> |
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●本坊の全景 本坊の喜見院はもと千手坊と称していたが、寛永十一年山門三院執行探題大僧正天海の高弟・亮算が千手坊仙重の後任として入山した後、喜見院と改めた。 |
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<本坊の全景> |
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◆百済寺 |
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