米子町歩き

期日 

参加者 
2011年9月10日(土)

10名

親睦行事として、米子の町歩きを行いました。

当日の天候は晴れ、気温は月初めの涼しさからまた暑さが戻ってきましたが、先月の猛暑と比べると
秋を感じさせる風も有り、まずまずの日和でした。
JR組は米子駅から歩き、「山陰歴史館」で現地組と合流しました。
今回の町歩きはボランティアの「米子下町まちあるきガイド」の方にガイドをしていただきました。

ガイドの方に歴史館の中で米子の歴史の説明を受けた後に出発。
米子港の荷物の積み下ろし場所であった白壁土蔵等を見ながら寺町通りへ。
寺町通りは道の片側に400mにわたって、見事な山門の有る瑞仙寺や児島高徳公の碑がある涼善寺等9つのお寺が並んでいる通りです。

お寺を見学した後、米子の昔からの商家である鹿島本家/茶舗へ。
米子の古い商家は京都や松江の商家と同じように、間口は狭いが奥行きが30m以上有るという細長い建物で、その中程に中庭があります。
この鹿島本家の中庭には、何と米子城の天守閣にあったシャチホコがあります。
これは今から150年前、米子城の小天守閣を改築した際、鹿島家が修理費として大金を寄贈した記念として払い下げられたものです。

鹿島本家見学後、国の重要文化財に指定されている回船問屋の後藤家の横を通って、「岡本一銭屋」に行きました。
「岡本一銭屋」は明治元年に飴屋として創業し、今も10円・20円といった駄菓子が所狭しと並んでおり、「夕日ヶ丘三丁目」を彷彿させるような駄菓子屋です。
店の軒の上には大きな一銭銅貨を象った看板がありますが、これは昭和25年に米子市で開かれた博覧会の時作られたものです。
また、駄菓子の店先だけではなく、創業時の面影を色濃く残している室内も頼めば快く見学させていただけます。

「岡本一銭屋」から地域交流センター「笑い庵」の横を通って「山陰歴史館」に戻りましたが、「笑い庵」は昨年リニューアルされたとのことで、多くの店舗の入るショッピングセンタービルに変わっており、以前の手作りの小屋のイメージがなくなり、チョッピリ寂しい感がしました。
「山陰歴史館」で解散し本日の町歩きは無事終了しました。

(情報 千田)

参加者(米子歴史館前) 瑞仙寺の山門
民家の中庭に有る米子城のシャチホコ 駄菓子屋「岡本一銭屋」